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2017年6月11日 市長コラム61 「油断快適」

最終更新日:2017年6月11日

油断快適

市の南端を東西に流れる多摩川。約1万年前は現在の国分寺駅近くまで流れがあったようで、周囲を削り取られて残ったのが浅間山とのこと。太古の昔からこの地に住む人々は川の恵みを受け、自然との共生を大切にしてきたのです。しかしその多摩川は、昭和40年代、急速に汚れます。洗剤の泡が吹雪のように舞い、魚の死骸が浮く様子から「死の川」とも呼ばれました。今でも、インターネットで「死の川」と検索すると、すぐに多摩川が出てくるほどです。

これを現在のように、アユが数百万匹も遡上するまで水質を改善したのは、水再生センターです。家庭や事業所から流れてきた下水を浄化して川に放流する東京都の施設で、市内では稲城大橋の西にあります。見学可能で、夏休みにはイベントも開催します。いずれの世代にも学べる場だと思います。私も昨年、テレビ番組の撮影で訪れました。その際、職員の方から強くPRされたのが「油断快適」です。油を拭き取り、吸い取り、使い切って流さないようにする。うまい表現だと思ったのと同時に、一人ひとりの意識が快適な環境の保全につながるのだと再認識しました。

ぜひ、水辺に親しむ機会を設けましょう。今年も、7月7日午後7時7分のタナバタイムは多摩川で乾杯!

画像 府中市長 高野律雄のサイン

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