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2017年9月11日 市長コラム64 「市民の宝」

最終更新日:2017年9月11日

市民の宝

先々月少し触れましたが、本市が誇る「馬場大門のケヤキ並木」は、日本政府が史跡名勝天然記念物として保護する並木であり、全6件のうちケヤキとしては唯一です。しかも指定されたのが大正13年で、その2年前に第1号となった日光杉並木街道に次いで指定後の年数も長いのです。

この並木の起源は西暦1062年。(ぜん)九年の(えき)で勝利を収めた源 頼義・義家親子が大國魂神社への御礼で苗木を寄進したことが始まりだといわれています。また、徳川家康も関ケ原や大坂の陣の後これにならったと聞きます。まさに悠久の歴史を感じます。さらに、マツやスギといった針葉樹ではなく、広葉樹で形成された並木が長い時を刻んできたことにも大きな価値があるそうです。

全国にはたくさんのケヤキの並木があります。私の頭にすぐ浮かぶのは、原宿の表参道、仙台の定禅寺通りや青葉通りです。いつも先進的でまぶしく快適な並木道(なみきみち)だと思います。でも、すでに述べた由緒からして、わがまちのケヤキ並木が日本一ですね。本日から甲州街道以南の「ちょこ・りん・スポット」を閉鎖しますが、人々が憩う市民共通の宝物を日々大切に、立ち並ぶ古木(こぼく)と歴史的な景観を守り、文化財としての価値をさらに高めることが、私たちの使命だとご理解ください。

画像 府中市長 高野律雄のサイン

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