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2019年5月11日 市長コラム84 「やさしさで包む」

最終更新日:2019年5月11日

やさしさで包む

虐待、いじめ。残念ながらこの文字が目に入るニュースが多いです。実の親(じつのおや)がわが子を極限まで追い込み、SOSを発したにもかかわらず周囲の大人が対応を間違えた事件は記憶に新しいところですし、友達からのいじめで自ら命を絶つ子が少なからずいたことなど悲しい報道が繰り返しなされ、いつも(こころ)が痛みます。

松任谷由実さんの代表作に「やさしさに包まれたなら」という曲があります。映画「魔女の宅急便」のエンディングテーマであり、多くの歌手にカバーされている大変有名な曲ですが、私はこの歌詞が大好きです。「小さい頃は神様がいて」で始まり、1番が「不思議に夢をかなえてくれた」、2番が「毎日愛を届けてくれた」と続きます。神様はもちろん両親であり、身近な大人のことでしょう。そして、幼いころに受けた愛情によって前向きに人生を歩む、それを忘れかけても自分が愛情を注ぐ時が来る、やさしさに包まれることの大切さを伝えてくれるのです。

本市内でも子ども家庭支援センター「たっち」や多摩児童相談所への相談や通報の件数は著しく増えています。また、新年度が始まって1か月が経ち児童・生徒の心に不安や悩みが生まれる頃でもあります。ぜひ、ご家庭ではもちろん、まち全体をやさしさで包んでいきましょう。ほっこりする府中、いい感じですね。

画像 府中市長 高野律雄のサイン

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