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2019年11月11日 市長コラム90 「太鼓の響き」

最終更新日:2019年11月11日

太鼓の響き

私たちのまちに時を知らせる太鼓の音があることをご存知でしょうか。それは大國魂神社の鼓楼(ころう)から聞こえてきます。けやき並木通り、大鳥居、参道を通って随神門(ずいじんもん)、さらに進むと左手に太鼓を置いた建物があります。何気なく通り過ぎていることが多いと思いますが、かつて慶長年間に徳川家康が建設したと伝えられ、1646年の大火で焼失したものの、1854年に再建されました。しばらく使われていない時期もあったようですが、8年前からは毎日、朝8時と日没に打たれています。市役所の私の執務室から実によく聞こえ、音に気付いて外を見ると夜になっていることがしばしばです。年末に近づくほど時刻が早くなるなど季節の移り変わりを感じています。

府中のお祭りになくてはならないのは大太鼓。「オーライ!」「ドーン」と響く音はかなり遠くまで聞こえます。また、武蔵国府太鼓(むさしこくふだいこ)や府中囃子などの伝統芸能でも太鼓は大切にされています。そして、時を知らせるのも太鼓。本市はまさに全国屈指の太鼓のまちなのです。

鼓楼(ころう)がある神社は意外とまれだそうです。家康公(いえやすこう)の時代に時を知らせていたかどうかはわかりませんが、何かを知らせていたことと思います。神社周辺にはビルも多く、昔のようには聞こえないかもしれませんが、太鼓の響きはこれからも私たちの身近にあるのです。聞いたことのない方は、ぜひ。

画像 府中市長 高野律雄のサイン

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