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2019年8月11日 市長コラム87 「宇宙がある」

最終更新日:2019年8月11日

宇宙がある

小惑星探査機「はやぶさ2」が地球から約2億4千万キロメートル離れた小惑星「リュウグウ」に再着陸し地下の砂や石を回収できたと、先月中旬、大々的な報道がなされました。地球からの電波が届くのに片道13分半かかるため、自らの判断で降下し、予定通りのミッションを遂行したというのだからすごいです。カメラや高度計と人工知能を駆使したと記事にありましたが、まるで人間が搭乗しているかのようですね。

怖くないか、寂しくないか、疲れてないかと心配になるし、聞いてみたくなります。そして何より、意欲と勇気を称えたいです。もちろん、探査機のみならずスタッフ全員に。プロジェクトマネージャは「百点満点なら千点だ」と言ったそうです。私はこの世界初の快挙に興奮し、各紙の記事を読みあさりました。太陽系のタイムカプセルと呼ばれるリュウグウの試料が歴史的重大な発見をもたらすかと思い、とても胸が高鳴ったのです。

さらにうれしいことは、このミッションに本市に所在するNEC航空宇宙システムが大きく関わっていることです。直径10センチメートルのターゲットマーカーの開発を主導したのは同社の小笠原雅弘さんという方で、娘さんのおもちゃ箱にあったお手玉がヒントになったと報道されました。「FUCHU(府中)にはUCHU(宇宙)がある」という郷土の森博物館プラネタリウムのPRは本当のことなのです。

画像 府中市長 高野律雄のサイン

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