府中市認知症サポーター「ささえ隊」養成講座
最終更新日:2024年3月5日
認知症になっても、安心して暮らせるまちに
認知症は誰もがなる可能性のある病気です。高齢化社会を迎え、65歳以上の約7人に1人が認知症があるといわれています。また、若いうちから発症することもあります。
認知症があっても、周りの人のちょっとした気遣いや手助けがあれば在宅生活を続けられる人も多くいらっしゃいます。しかし、認知症に対する無理解や偏見などにより、認知症の人やご家族が苦しまれることもあります。
認知症の人が住み慣れた地域で安心して暮らし続けていくためには、地域の人が認知症を正しく理解することが必要です。
厚生労働省は「認知症を知り地域を作るキャンペーン」の一環として、「認知症サポーター100万人キャラバン」を実施し、認知症の人と家族の応援者である「認知症サポーター」を全国で養成し、認知症になっても安心して暮らせるまちづくりを目指しています。府中市もその事務局として、事業を推進しています。
イメージキャラクターのイラスト
イメージキャラクターの手作りマスコット
府中市の認知症サポーター養成数 29,882人(令和6年2月29日時点)
全国の認知症サポーター養成数 15,109,658人(令和5年12月31日時点)
認知症サポーターとは?
「認知症サポーター養成講座」を受講した人が「認知症サポーター」です。
認知症サポーターは何か特別なことを行う人ではありません。
認知症を正しく理解し、偏見を持たず、地域や職場で、自分のできる範囲で認知症の人やその家族を応援する人のことです。
出発点は正しい理解
認知症について正しく理解したうえで、偏見をもたずに、認知症の人やその家族に対して温かい目で見守ることが、認知症サポーターのスタートです。
認知症の症状がどのような原因で起こるのかを理解しているからこそ、適切な接し方をすることができます。認知症の人の家族が苦労している様子であれば、ねぎらいの言葉をかけることもできます。
これは十分な知識に裏付けされた行動です。認知症サポーターの存在は、それだけで心強く、地域の財産といえるものです。
さりげない見守りの底力
お隣の人が認知症なので、さりげなく気にかけている、という認知症サポーターもその役割を果たしています。商店や金融機関、交通機関などの業務の中で認知症のお客様と接する際にも、対応方法を心得ていれば必要に応じた手助けが可能となります。
「ささえ隊」とは?
府中市では、ささえあいの地域がつくれるようにという願いを込めて、認知症サポーターのことを独自に「ささえ隊」と呼んでいます。
認知症サポーターの豆知識
「認知症サポーターキャラバン」のマスコットはなぜロバなの?
「ロバ隊長」は、「認知症サポーターキャラバン」のマスコットです。認知症サポーターのキャラバン(隊商)」の隊長として、「認知症になっても安心して暮らせるまちづくり」への道のりの先頭を歩いています。ロバのように急がず、しかし一歩一歩着実に、キャラバンも進んでいきます。また、温かさを感じさせるオレンジ色は、「手助けします」という意味を持つと言われています。
認知症サポーター「ささえ隊」養成講座とは?
認知症サポーター「ささえ隊」を養成するための講座です。
市民、学校、職域団体などを対象に、「認知症サポーター養成講座」の講師の資格を持った「キャラバンメイト」が認知症の正しい知識を伝えます。
内容
認知症に関する基礎知識や認知症の人と接するときの心がまえなどについて学びます。介護技術を学ぶものではありません。
全国共通のテキストやビデオなどを使って、わかりやすく説明します。
受講生の特性に合わせたアレンジも可能ですので、ご相談ください。
所要時間
60分から90分
費用
無料
受講後
講座受講後には、認知症サポーター「ささえ隊」の目印となる「サポーターカード」をさしあげます。「サポーターカード」が連携印になるようなまちを目指します。
認知症サポーター「ささえ隊」養成講座を開催します
府中市では、市民(個人)向けの公開講座と市内の自治会、学校、商店街、職場、有志の集まりなどに講師が出向いて開催する出前講座を行っています。
日時 | 会場 | 講座・申込み先 | 申込み開始日 |
---|---|---|---|
令和6年5月24日 金曜日 午後2時から3時30分 |
武蔵台文化センター | 地域包括支援センター泉苑 042-366-0171 |
4月15日 |
令和6年6月6日 木曜日 午後2時から3時30分 |
片町文化センター | 地域包括支援センターかたまち 042-336-5831 |
5月15日 |
令和6年6月27日 木曜日 午前10時から11時30分 |
介護予防推進センター | 介護予防推進センター 042-330-2010 |
6月1日 |
令和6年7月6日 土曜日 午前10時から11時30分 |
新町文化センター | 地域包括支援センターしんまち 042-340-5060 |
6月15日 |
令和6年8月28日 水曜日 午後2時30分から4時 |
特別養護老人ホーム鳳仙寮 市内小学3・4年生対象 |
地域包括支援センターにしふ 042-360-1380 |
7月16日 |
令和6年9月7日 土曜日 午前10時から11時30分 |
介護予防推進センター | 介護予防推進センター 042-330-2010 |
8月15日 |
令和6年9月17日 火曜日 午前10時から11時30分 |
紅葉丘文化センター | 地域包括支援センターあさひ苑 042-369-0080 |
8月15日 |
令和6年10月30日 水曜日 午後2時から3時30分 |
白糸台文化センター | 地域包括支援センター緑苑 042-367-6215 |
10月1日 |
令和6年11月14日 木曜日 午後2時から3時30分 |
住吉文化センター | 地域包括支援センターみなみ町 042-336-1250 |
10月15日 |
令和6年12月7日 土曜日 午前10時から11時30分 |
是政文化センター | 地域包括支援センターこれまさ 042-314-0451 |
11月15日 |
令和7年1月23日 木曜日 午前10時から11時30分 |
中央文化センター | 地域包括支援センター安立園 042-367-0550 |
12月16日 |
令和7年2月21日 金曜日 午後2時から3時30分 |
四谷文化センター | 地域包括支援センターよつや苑 042-334-8141 |
1月15日 |
令和7年3月13日 木曜日 午前10時から11時30分 |
押立文化センター | 地域包括支援センターおしたて 042-363-1661 |
2月1日 |
注記:事前に講師・申込み先までお申込みください。
新型コロナウイルスの蔓延状況により、実施を見合わせる可能性があります。
実施の可否につきましては随時更新してまいります。
2 出前講座
随時、受け付けています。こどもから高齢の方まで幅広い年齢の方が、講座を受講し認知症サポーターになっています。
注意事項をご確認のうえ、お近くの地域包括支援センターへお申込みください。
(開催場所)
○学校:小学校、中学校、高校、短期大学、大学
○企業:金融機関、スーパーマーケット、訪問販売をする企業、病院
○地域:地域住民、老人クラブ、地域サロン、ボランティアなど
注意事項
- おおむね10名以上で、会場(市内)をご用意のうえ、お申込みください。
- 対象は、市内在住、在勤、在学者になります。
- 準備の都合により、開催希望日の45日前までにお申込みください。
- 介護事業所・介護施設の職員研修としてのお申込みはご遠慮ください。
認知症サポーター「ささえ隊」ステップアップ講座を開催します。
日時 | 会場 | 講座・申込み先 | 申込み開始日 |
---|---|---|---|
令和6年9月18日 水曜日 午後2時から3時30分 |
片町文化センター | 地域包括支援センターかたまち 042-336-5831 |
8月15日 |
令和6年11月2日 土曜日 午前10時から11時30分 |
新町文化センター | 地域包括支援センターしんまち 042-340-5060 |
10月1日 |
令和7年2月18日 火曜日 午前10時から11時30分 |
紅葉丘文化センター | 地域包括支援センターあさひ苑 042-369-0080 |
1月15日 |
注記:事前に講師・申込み先までお申込みください。
認知症サポーター養成講座を受講した方へ、「認知症についてさらに理解を深める」ことを目的に講座を実施します。
令和5年度府中市新任職員研修向け認知症サポーター養成講座
令和5年4月5日(水曜日)に、令和5年度府中市入庁の新任職員に向けて認知症サポーター養成講座を実施しました。認知症の方がいつまでも安心して暮らせるために、職員としての心構えを学べる貴重な時間となりました。
関連情報
東京都福祉保健局 とうきょう認知症ナビ 一般の方向け(外部サイト)
東京都福祉保健局 とうきょう認知症ナビ 認知症サポーター、キャラバンメイト養成(外部サイト)
問合せ先
高齢者支援課 地域包括ケア推進係
電話:042-335-4537
ファックス:042-335-0090
お問合せ
このページは福祉保健部 高齢者支援課が担当しています。