府中市立幼稚園の廃園時期等について
最終更新日:2015年7月1日
府中市立幼稚園(以下「市立幼稚園」といいます。)の廃園時期等について次のとおり決定しましたのでお知らせいたします。
1.経緯
本市では、昭和40年頃から始まった幼児人口の増加による私立幼稚園の定員不足に対応するため、私立幼稚園の補完施設として、昭和45年から51年にかけて、市立幼稚園3園を設置し、運営を行ってまいりました。
しかしながら、少子化の進展に伴う幼児人口の減少や子育て家庭を取り巻く環境の変化に伴う保育施設への需要の高まりなどの影響により、市立幼稚園は、定員に対する充足率が低下している状況にあります。
そのような中、市立幼稚園のあり方について、平成15年度に学識経験者や幼児教育関係者、保護者代表等による「府中市公立幼稚園教育検討協議会」を設置し、今後の幼児教育や施設運営の方向性等について検討を行い、当該協議会から、規模縮小が妥当である旨の検討結果が示されたことを受け、充足率や幼児人口の推移などの動向を把握しながら、縮小及び廃園の時期について検討してまいりました。
現在市内の私立幼稚園は、定員内で入園希望者を受け入れており、市立幼稚園においても、充足率が平成21年度以降、低下傾向にあることなどから、私立幼稚園の補完施設としての役割は終えたと考えられます。
また、平成25年度に実施した事務事業点検において、抜本的見直しが必要との結果が示されたことや、府中市行財政改革推進プランにおいて市立幼稚園の見直しについて進めることが示されたこと、平成26年度には、第1次府中市公共施設マネジメント推進プランにおいて、民間によるサービスの提供状況を踏まえ、他の施設への転用を検討するとの方向性が示されたことなどから、市立幼稚園3園を段階的に縮小及び廃園することとしたものです。
市立幼稚園の縮小及び廃園の時期については、平成27年4月に府中市教育委員会定例会で決定しました。
2.各市立幼稚園の設置年月
各市立幼稚園の設置年月は、次表のとおりです。全ての市立幼稚園が建築後約40年を経過しており、耐震補強は実施しているものの、老朽化が進んでおり、大規模改修が必要な時期を迎えています。特に、建築後45年が経過している矢崎幼稚園で老朽化が顕著となっています。
幼稚園名 | 設置年月 |
---|---|
矢崎幼稚園 | 昭和45年4月 |
みどり幼稚園 | 昭和50年4月 |
小柳幼稚園 | 昭和51年4月 |
3.縮小及び廃園の時期と方法
縮小及び廃園の時期については、3園の定員に対する充足率の推移や、施設の老朽化の状況などを総合的に判断して次表のとおり決定しました。
幼稚園名 | 廃園時期 | 新入園児募集最終年度 |
---|---|---|
矢崎幼稚園 | 平成30年度末 | 平成28年度 (平成29年度新入園児まで) |
小柳幼稚園 | 平成32年度末 | 平成30年度 (平成31年度新入園児まで) |
みどり幼稚園 | 平成34年度末 | 平成32年度 (平成33年度新入園児まで) |
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