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2017年1月11日 市長コラム56 「相棒との再会」

最終更新日:2017年1月11日

相棒との再会

縁起の良い初夢といえば、一富士二鷹三茄子(いちふじにたかさんなすび)。皆さん今年の初夢はいかがでしたか。普段からなぜか、社会人駆け出しの頃に会社で大失敗したことや、もう20年も禁煙しているのについ1本吸ってしまう、といったつまらない夢ばかり見る私は、素晴らしい初夢には縁がないようです。

でも、夢のような出来事に遭遇することはあります。そのひとつが昨年11月に郷土の森交通遊園内で果たされた元国鉄運転士さんと機関車との再会です。昭和47年から現在の場所に展示されている電気機関車EB10形。前年に引退をしましたが、その際に運転していたのが現在さいたま市在住の佐藤重好さんでした。ひ孫(ひまご)さんがインターネットなどで見つけたのでしょう、「おじいちゃんが運転していた機関車が府中にあるよ」という一言がきっかけとなり、早く会いたいとの思いを胸に駆けつけて来られたのです。

当時、機関車がスクラップされると聞いていた佐藤さんは、せめてハンドルだけでもと91歳になる今まで大切に保管していました。以来45年。これが運転席でガチャッとはまった瞬間、諦めていた相棒との奇跡の再会が元運転士と機関車双方に新たなエネルギーを吹き込んだかのように輝いて見えました。今年も出会いや夢を大切にしていきたいです。

画像 府中市長 高野律雄のサイン

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