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1月13日 白井美穂映像作品上映会とアーティストトーク

最終更新日:2024年1月12日

2000年代の映像作品を特別上映し、白井美穂とゲストが語ります。

白井美穂映像作品上映とアーティストトーク

「To All Appearances ―どう見ても明らかに」

白井美穂の作品はあっけらかんとした明快さを備えています。そこには解明すべき謎が隠されているようには見えません。ただ単に、見られること、経験されることのみを求めるように私たちの眼差しに差し出されているかのようです。とはいえ、あまりに明らかなものを、明らかであるがために、逆に気づかず、見逃してしまうことが起こりえます。ここに、明らかであればあるほど、見ることができないという逆説が存在します。

この逆説が示すように、白井美穂の作品は、つねに、謎を隠すことなく、すべてを全面的な可視性のもとに提示し、あまりにも明白であるがゆえに、それ自体が途方もない謎の様相を示します。ここで、「彼らは神秘的な無人島に漂着するのだが、その島の神秘とは、まさに神秘が何もないということであり、そして、それが真実だ」というジャン=リュック・ゴダールの一節を想起することもできます。

そして、芸術家が霊媒として、時間と空間の彼方の迷宮を抜けて森の空き地(clearing)を探し求めて行動するという文章を、マルセル・デュシャンは、to all appearancesという慣用的な語群から始めたことにも注目したいと思います。どう見ても、明らかで、明白なものからすべては始まります。

松浦寿夫(画家・美術批評)

日時

2024年1月13日(土曜日)
午後2時から午後3時半終了予定
※開場は午後1時半を予定しています

会場

当館1階 講座室

料金・定員など

聴講無料・予約不要・先着60名

ゲスト

松浦寿夫氏(画家・美術批評)

上映作品(予定)

(1)《西洋料理店 山猫軒》 2007年 6分
(2)《L’Amour》 2007年 5分50秒
(3)《他者の形態》 2009年 9分
(4)《Train in Vein》 2009年 10分26秒

 白井美穂(しらいみお)

 1962年生まれ。東京藝術大学美術学部で学んだ後、1980年代末から大規模なインスタレーションを旺盛に発表して注目を集める。1993年アジアン・カルチュラル・カウンシル(ACC)の助成を得てニューヨークに渡り、2006年まで同地を拠点に活動する。帰国後は住み慣れた東京西部に戻り、映像や絵画、立体作品等を制作している。1994年にファーレ立川にパブリックアート《Round Trip》と《Cut》を設置。個展のほかに、「アーティスト・ファイル2008」(2008年 国立新美術館・東京)、「瀬戸内国際芸術祭」(2013年 宇野港・岡山)、「あいちトリエンナーレ」(2013年 愛知県美術館・愛知)等に参加。


アクセス

〔京王線東府中駅北口から〕
徒歩 17分
ちゅうバス府中駅行き「府中市美術館」下車すぐ(8:05から30分間隔で運行、運賃100円)

〔京王線府中駅から〕
ちゅうバス多磨町行き「府中市美術館」下車すぐ(8:00から30分間隔で運行、運賃100円)
京王バス武蔵小金井駅南口行き(一本木経由)「天神町二丁目」下車すぐ
京王バス武蔵小金井駅南口行き(学園通り経由)「天神町幼稚園」下車徒歩8分
京王バス国分寺駅南口行き(東八道路経由)「天神町幼稚園」下車徒歩8分
〔JR中央線武蔵小金井駅南口から〕
京王バス府中駅行き(一本木経由)「一本木」下車すぐ
京王バス府中駅行き(学園通り経由)「天神町幼稚園」下車徒歩8分
〔JR中央線国分寺駅南口から〕
京王バス府中駅行き(東八道路経由)「天神町幼稚園」下車徒歩8分

注記:お車の場合は、美術館近くの府中市臨時駐車場(無料、54台収容)をご利用ください。

注記:自転車の場合は、美術館南東側の駐輪場(小野球場そば)をご利用ください。

お問合せ

このページは文化スポーツ部 美術館が担当しています。

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