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ハクビシン・アライグマについて

最終更新日:2023年12月5日

様々な外来生物が国外などから持ち込まれ、在来の生き物に大きな影響を与えています。特に近年、ハクビシン・アライグマについての相談が増えており、有害鳥獣として捕獲される数も増加しています。このハクビシン・アライグマが引き起こす問題は、農作物への被害だけでなく、生活環境や生態系にも及びます。

どのような生き物か

外見

ハクビシンの特徴、顔の真中に白いすじ、足が短い、スリムな体型、頭から尾の先まで90cmから110cm、尾が長い、前足・後足とも5本指
ハクビシンの特徴(出典、東京都環境局)

アライグマの特徴、中型犬くらいの大きさ、頭から尾の先まで70cmから90cm、尾に5から7本のしま、耳はとがって、白いふちどり、 目のまわりに黒いマスク模様、眉間に黒いすじ、ひげは白い
アライグマの特徴(出典、東京都環境局)

外国から来た生き物(外来生物)

ハクビシンは中国南部・東南アジア、アライグマは北アメリカ大陸などから持ち込まれた外来生物です。近年、東京都では23区でも多摩地区でも目撃数が増加しており、市内でも多くの被害が確認されている状況です。

食べ物

ハクビシン・アライグマともに雑食性で、庭で栽培している野菜(トウモロコシなど)や果物(柿、スイカ、ブドウなど)、外の水槽などで飼育している魚を食べたり、生ごみをあさることもあります。

生活

ハクビシン・アライグマともに主に夜間活動をします。(昼間も活動します。)複数のねぐらを持ち、移動については、河川敷などの水際を好みますが、ハクビシンは市街地では電線も渡ります。

ハクビシン・アライグマが引き起こす問題

生物多様性への影響

様々な動物を捕食(ほしょく)します。また、体の大きさが近い在来の哺乳類(タヌキ、アナグマなど)とは、食べ物を巡る競争の可能性が指摘されており、これらが生物多様性へ与える影響が懸念されています。

人の生命や健康の被害

複数の人獣共通感染症(動物から人に感染する病気)を媒介することが知られています。人が住んでいる家屋にも侵入するため、感染症伝染の恐れがあります。

暮らしの被害と対処方法

  • 家屋や集合住宅に侵入して建物を破損する、ペットを襲う、飼っている魚などを食べるという被害が報告されています。
  • 暮らしの被害対策として、「餌となるものを与えない」「住みかを与えない」ことが重要です。

  【餌となるものを与えない】
   ● 敷地内の果実は早めに収穫するか網など掛けましょう。また、落下した果実はすぐ処理しましょう。
   ● ごみは荒らされないよう、できるだけ容器・ネットなどに入れて出しましょう。
   ● ペットのえさを放置したままにするのはやめましょう。
   ● 庭に金魚などを飼っている場合、重い蓋をしておきましょう。
   ● 餌付けはしないでください。

  【住みかを与えない】
   ● 家屋に侵入されないよう、侵入口になるような隙間(壁、床下、軒下などの穴)は塞ぎましょう。
   ● 屋根に上れるような庭木はこまめにせん定しましょう。 

農作物の被害

果樹や野菜、いも類、マメ類を中心に様々な農作物で被害が報告されています。

ハクビシン・アライグマを見かけたときは情報をお寄せください。

  • 市では国立大学法人東京農工大学と適宜連携を図り、情報の共有を行っています。
  • 生息域等の調査に活用させていただきますので、ハクビシン・アライグマを見かけたときは市まで情報をお寄せください。
  • 住宅に侵入されてしまったり、農業における農作物への食害など被害が出ている場合は市にご相談ください。

ハクビシン・アライグマによる被害等の相談について

住環境の被害について

市ではハクビシン・アライグマによる被害対策のため、捕獲器(箱わな)の貸し出し及び炭酸ガスによる追い出し作業を行っております。貸し出し及び追い出しを希望される方は、下記連絡先までご相談ください。

生活環境部環境政策課自然保護係 電話:042-335-4315

※捕獲器の貸し出しには、ご自宅が持ち家であり、そこに居住していること。見回りを毎日していただくこと、エサの設置をしていただく等、貸し出しに際する条件がいくつかございます。

農業被害について

生活環境部産業振興課農政係 電話:042-335-4143

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お問合せ

このページは生活環境部環境政策課が担当しています。

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