2013年9月11日　市長コラム18　「さあ、国体だ！」

府中市をはじめ、多摩地域を中心に開催される第68回国民体育大会の総合開会式まであと17日となりました。昨年本欄で紹介したように、以前東京都で国体が開催されたのは昭和34年の第14回大会です。日本の高度経済成長が始まって間もない頃のことで、本市の人口は約7万人でした。当時と比べ今では大きな変貌を遂げていますから、近隣自治体も含め、まさに初めての開催と言えます。関係皆様と準備を進めてきた各種競技・行事が今からとても楽しみです。

国体が身近で開催される意義は次のようにあると思います。まず、国内最高レベルの競技や演技を見て感動を覚え、特に、子どもたちが夢と希望を持つこと。次に、全国から訪れる選手やお客様を「おもてなしの心」で歓迎し、当地の観光資源や物産をＰＲすること。広く市民皆様がスポーツと健康の関連性に気づき、日常生活において運動する習慣を身に付け元気に生活すること。そして、関係団体やボランティアの皆様及び行政の協働が地域の絆(きずな)づくりにつながるとともに、新たなまちづくりの息吹となることなどです。

今年、神奈川県から東京府に移管されて120年目の節目の年を迎えた多摩地域。国体は各会場でその魅力を再発見する絶好の機会にもなると思いますので、ぜひ、お出掛けください。