令和4年度補正予算の概要

「令和4年度府中市新型コロナウイルス感染症対応方針」に基づき、必要な対策についての予算計上を行います。具体的には、令和4年4月26日に国の「原油価格・物価高騰等総合緊急対策」の関係閣僚閣議決定を踏まえ、「生活支援対策」として、住民税非課税世帯等への臨時特別給付金給付事業及び低所得の子育て世帯への生活支援特別給付金給付事業を実施するほか、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用し、「経済支援対策」として、市内の店舗で使用できるプレミアム付きの商品券発行事業を実施します。

　コロナ禍における原油価格・物価高騰等対策事業及び当初予算編成後の状況の変化により対応が必要な事業、前年度決算からの繰越しや精算についての予算計上を行います。
　コロナ禍における原油価格・物価高騰等対策事業は、「生活支援対策」として、原油価格・物価高騰に直面する子育て世帯を応援するため、0歳から18歳までの子ども1人当たり1万円を給付するほか、保護者の負担軽減を図るため小・中学校の給食賄材料費を増額するなど9事業を実施します。また、「経済支援対策」として、商店街を活性化するため買物券を発行するなど3事業を実施するほか、「新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策」として、私立認可保育所及び私立幼稚園等に対して、新型コロナウイルス感染症対策に必要な物品の購入に係る経費を支援するなど3事業を実施します。

　新型コロナウイルス感染症対策及び電力・ガス・食料品等の価格高騰に対応するための予算計上を行いました。具体的には、生活支援対策として電力・ガス・食料品等の価格高騰による負担増を踏まえ、特に家計への影響が大きい住民税非課税世帯等に対して、緊急支援給付金給付事業を実施するとともに、新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策として、オミクロン株に対応したワクチン接種の実施や、5歳以上11歳以下の者に対する3回目接種及び6カ月以上4歳以下の者に対するワクチン接種を実施します。

　コロナ禍における原油価格・物価高騰対策に係る予算計上を行いました。具体的には、経済支援対策として原油価格・物価高騰の影響を受ける市内事業者の事業継続及び経営安定を図るために、事業に要した燃料費及び光熱費の一部を補助する事業を実施します。

　一般会計において、半導体不足の影響でシステムの更新が年度内に完了しないことから、当該事業に係る事業費を繰り越す補正を行いました。
　また、令和5年度に実施する市議会議員選挙において、原油価格・物価高騰に伴い、ポスター掲示場の設置・撤去の選挙事務運営事業に係る債務負担行為の限度額を、1，861万1千円から2，616万円へと補正を行いました。

　令和4年12月2日に国の令和4年度第2次補正予算が成立したことを受け、当該補正予算に計上された出産・子育て応援交付金を活用し、妊婦や子育て家庭への支援策について予算計上を行いました。具体的には、不安感や孤立感を抱く妊婦・子育て家庭に寄り添い、妊娠時から出産・子育てまで一貫して支援を行う「伴走型相談支援」と、出産育児関連用品の購入や子育て支援サービスの利用等に要する経済的な負担の軽減を図るために、妊娠届出時と出生届出後を通じて合計10万円を支給する「経済的支援」を一体的に実施します。

　一般会計の補正予算では、各事業の執行状況に即して既定予算の過不足の整理を行うほか、新庁舎移転の延伸に伴い、関連事業費について繰越明許による予算対応を行うとともに、市税や収益事業収入の増などに伴い、今後の公共施設の老朽化対策に備えるため、公共施設整備基金への積立を行います。
　また、特別会計及び公営企業会計補正予算については、国民健康保険、後期高齢者医療、下水道事業会計で精算補正を行うとともに、公共用地特別会計では用地取得状況による減額、競走事業会計では純利益の増に伴う一般会計への繰出金の増額を行います。