府中市立幼稚園(矢崎・みどり・小柳)の今後の方向性について
最終更新日:2014年11月28日
府中市教育委員会におきまして府中市立幼稚園(以下「市立幼稚園」といいます。)の有り方を協議し、次のとおり今後の方向性を決定しましたのでお知らせいたします。
1.経過
本市では、昭和40年頃から始まった幼児人口の増加による私立幼稚園の定員不足に対応するため、私立幼稚園の補完施設として、昭和45年から51年にかけて、市立幼稚園3園を設置し、運営を行ってまいりました。
しかしながら、少子化の進展に伴う幼児人口の減少や子育て家庭を取り巻く環境の変化に伴う保育施設への需要の高まりなどの影響により、市立幼稚園は、定員に対する充足率が低下している状況にあります。
本市では、平成15年度に学識経験者や幼児教育関係者、保護者代表等による「府中市公立幼稚園教育検討協議会」を設置し、今後の幼児教育や施設運営の方向性等について検討を行い、当該協議会から、規模縮小が妥当である旨の検討結果が示されたことを受け、充足率や幼児人口の推移などの動向を把握しながら、縮小及び廃園の時期について検討してまいりました。
このような中、現在市内の私立幼稚園は、定員内で入園希望者を受け入れており、市立幼稚園においても、充足率が平成21年度以降、低下傾向にあることなどから、私立幼稚園の補完施設としての役割は、終えたと考えられます。
また、平成25年度に実施した事務事業点検においてなされた評価や、府中市行財政改革推進プランにおいて市立幼稚園の見直しについて進めることが示されたこと、平成26年度には、第1次府中市公共施設マネジメント推進プランにおいて、民間によるサービスの提供状況を踏まえ、他の施設への転用を検討するとの方向性が示されたことなどから、市立幼稚園3園を段階的に縮小及び廃園することとしたものです。
2.縮小及び廃園の時期と方法
府中市立幼稚園(矢崎・みどり・小柳)は、段階的に廃止するものとし、1園目の廃園を平成30年度末に、2園目の廃園を平成32年度末に行い、段階的に定員規模を縮小したうえで、最後の3園目を平成34年度末に廃園します。
3.縮小及び廃園の順番
縮小及び廃園の順番については、3園の定員に対する充足率の推移や、子ども・子育て支援新制度下における平成27年度の3園の定員に対する充足率を参考にするとともに、施設の老朽化の状況などを総合的に判断して決定します。
4.跡地利用等
廃園後の施設や敷地は、本市として、就学前の教育に資する事業等に活用することの可能性を検証するとともに、様々なニーズを把握しながら有効活用を図ってまいります。
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