2012年7月11日 市長コラム4 「みんなで見守り、支え合う」
みんなで見守り、支え合う
東日本大震災の被災地が迎える二度目の夏。避難生活を余儀なくされている方々も多く、心身の健康を案じるとともに、可能な支援を今後も行ってまいります。
さて、府中市では毎年10月に市政世論調査を行っていますが、その中で、市に対し今後特に力を入れてほしい各種施策については、常に高齢者福祉対策が第1位となっています。したがって、これまでの施策もこれを十分に踏まえたうえで展開してまいりましたし、今後も同様であることは言うまでもないことです。
しかし、高齢者人口の増加と厳しい財政状況を鑑みるに、当然、施策の見直しも必要となってきます。
今年度から、長寿祝い金の年齢区分については古希などを廃止し喜寿・米寿・100・101歳以上とし、介護保険料についても基準月額が上昇する見直しを行い、3月の議会でご承認いただきました。長寿祝い金は、約4千万円の削減となりますが、それでも多摩地域の自治体の中ではトップクラスの予算額であり、介護保険料も低所得の方の負担軽減を図っておりますのでご理解をお願いいたします。
世界で例のない超高齢化社会を迎える日本。その中にあっても、本市は、「いつまでも安心していきいきと暮らせるまち」を目指していきます。みんなで見守り、支え合う地域社会の再構築が、今、私たちに求められています。