令和6年度家庭ごみ(一部事業所ごみ)組成分析について
最終更新日:2024年8月28日
令和6年度家庭ごみ(一部事業所ごみ)組成分析について
府中市では、家庭(一部事業所含む)から排出されたごみの組成(内容)を分析することによって、ごみ質の特徴を把握し、ごみ減量・資源化の施策等の基礎データを得るとともに、市民への啓発活動に利用しています。
組成分析の結果の概要を以下のとおり報告します(端数処理の関係で、合計が100%にならない場合があります)。
1 燃やすごみ
(1)湿ベース
燃やすごみ(湿ベース)については、適合物(燃やすごみに分別するべきもの)の割合は72.3%、不適合物(燃やすごみに分別するべきではないもの)の割合は27.7%です。
適合物の内訳は、厨芥ごみ32.4%、次いでその他可燃物27.6%です。
不適合物の内訳は、資源物24.7%、次いで不燃ごみ2.1%です。
燃やすごみ(湿ベース)に約25%の割合で、雑がみ、容器包装プラスチック、古布などの資源化できるごみが出されています。
ノート、包装紙、紙袋、封筒、牛乳パック、菓子箱、ティッシュの箱、フィルム類(軟質)、洋服など資源化できるごみについては、廃棄するのではなく、リサイクルに回してくださいますよう分別のご協力をお願いいたします。
【雑がみ・古布・容器包装プラスチックの例】
(2)乾ベース
燃やすごみ(乾ベース)については、適合物(燃やすごみに分別するべきもの)の割合は54.7%、不適合物(燃やすごみに分別するべきではないもの)の割合は45.3%です。
適合物の内訳は、その他可燃物31.3%、次いで厨芥ごみ16.5%です。
不適合物の内訳は、資源物40.2%、次いで不燃ごみ3.6%です。
湿ベースの調査では、厨芥ごみの割合が32.4%でしたが、乾ベースの調査では16.5%になっており、厨芥ごみの割合が約半分に減少しています。これは、厨芥ごみには水分が多く含まれていることを示しています。水分をひと絞りするだけでもごみ減量に大きな効果があります。厨芥ごみを出される際には、水切りを徹底してくださいますようお願いいたします。厨芥ごみの水分量の調査結果や水切りのやり方については、「生ごみの水切りに取り組みましょう」を参照してください。
【厨芥ごみの例】
2 燃やさないごみ
燃やさないごみについては、適合物(燃やさないごみに分別するべきもの)の割合は80.6%、不適合物(燃やさないごみに分別するべきではないもの)の割合は19.4%です。
適合物の内訳は、その他不燃物43.3%、次いで金属17.2%です。
不適合物の内訳は、資源物10.0%、次いで可燃ごみ6.6%です。
燃やさないごみに約10%の割合で、容器包装プラスチックなどの資源化できるごみが出されています。
十分に分別をしたうえで、排出してくださいますようお願いします。
3 容器包装プラスチック
容器包装プラスチックについては、適合物(容器包装プラに分別するべきもの)の割合は83.6%、不適合物(容器包装プラに分別するべきではないもの)の割合は16.4%です。
適合物の内訳は、その他容器包装プラ36.6%、次いでフィルム類(軟質)29.2%です。
不適合物の内訳は、不燃ごみ10.0%、次いで可燃ごみ3.5%です。
適合物の割合が90%を下回っています。また、事業系ごみにおいて、製品プラスチック(容器包装プラスチック以外のプラスチック類)の割合が約25%と高くなっています。分別の徹底をお願いします。
注記:上記のプラスチック製品は、容器包装プラスチックではありません。
4 食品ロスの組成分析
燃やすごみの中に含まれる厨芥ごみについて、食品ロスの排出状況の組成分析をしております。燃やすごみの中の厨芥ごみを「直接廃棄」「食べ残し」「調理くず」の3区分に分け、「直接廃棄」については、賞味期限、消費期限や残存割合などで区分し、より詳細に組成を分析しています。
1(1)での説明のとおり、燃やすごみの約32%が生ごみ(厨芥ごみ)であり、その中で直接廃棄・賞味期限切れは2.3%でした。
賞味期限を過ぎてもすぐに食べられなくなるわけではありません。見た目やにおいなどをチェックしたうえで、食べられるかどうか判断しましょう。
また、府中市ではフードドライブ事業を実施しています。できる限り「食品ロス」を減らし、ごみを減量しましょう。
注記:1
「直接廃棄」・・・料理の食材として使用又はそのまま食べられる食品として使用・提供されずに直接廃棄されたもの
「食べ残し」・・・調理され又は生のまま食卓にのぼった食品のうち、食べきれずに廃棄されたもの
「調理くず」・・・調理過程から排出された部分など
「賞味期限」・・・品質が変わらず食べられる期限のこと
「消費期限」・・・安全に食べられる期限のこと
注記:2
フードドライブ事業とは、食品ロスの削減を目的として家庭で余っている食品をフードバンク団体を通じて必要としている方に寄付する取り組みです。フードドライブ事業の対象は、自宅などで長期間消費しなかったもののうち、賞味期限が1か月以上先で、未開封かつ生鮮食品でないもの(調味料以外の酒類不可)です。
【直接廃棄・100%手つかず・賞味期限切れの例】
【フードドライブにて集まった食品】
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このページは生活環境部 資源循環推進課が担当しています。