2013年12月11日　市長コラム21　「今年の漢字」

年の瀬も押し詰まりつつあります。例年、「漢字の日」に京都の清水寺で発表される「今年の漢字」を皆さんはどう予想されているでしょうか。ちなみに、昨年が「金(きん)」、一昨年が「絆」、その前年が「暑」でした。発表は明日ですね。

さて、私自身は今年の漢字を「台」と決めました。理由は2つあるのですが、1つ目は、台風の発生数が1994年以来の30以上となり、日本にも多数襲来した中で、本市の重要な事業である敬老の日記念大会、福祉まつり、総合防災訓練を市民皆様の安全のために中止とした記憶を残しておきたいからです。また、調布飛行場からわずか30分の距離の大島町では大変な被害が発生しました。同じ都民として心が痛みます。お見舞いを申しあげるとともに復興へのお手伝いを誓います。

理由の2つ目は、市政担当2年目、今後の府中の発展に向けた「土台づくり」ができた年だからです。防災危機管理、インフラ整備、市民協働といった視点を横断的に持つ組織改正を行えたことは大きな成果です。また、多くの市民皆様に議論いただいた「第6次府中市総合計画」を策定できましたし、長年の積み重ねで府中駅南口第一地区市街地再開発事業もいよいよ本格的に始まりました。みどり・文化・にぎわいのある、洗練された都市を目指す来年は、市制施行60周年を迎える年です。