2014年1月11日　市長コラム22　「始まり」

新年を迎えて早や10日が過ぎましたが、やはり、年の始まりはどこか心地良い緊張感がありますね。今年も一日一日を大切に過ごす決意を新たにしました。

ところで、時々夜空を見上げて宇宙に思いをはせることがあります。幼い頃は、ウルトラの星はどこにあるのか、いつか月旅行ができるのかと想像しました。最近では、以前本コラム(ほんこらむ)でもご紹介した火星探査機「キュリオシティ」や、日本人初の船長として現在、約400キロメートル上空の国際宇宙ステーションにいる若田光一さんの活動を考えることがあります。このように思いを巡らすのは、宇宙があまりにも神秘的だからでしょうか。およそ137億年前に無の状態からこつ然と爆発誕生し、今もなお膨張し続けているといわれる宇宙。しかし、無とは何か。どこに向かって広がっているのか。始まりを誰が知るのか。

昨年、日本の小惑星探査機「はやぶさ」の宇宙冒険を描いた映画を見る機会がありました。JAXAやNECなどが協働で成した世界初の偉業を改めて知り、日本の宇宙科学研究のレベルと質の高さを再認識しました。今年は「はやぶさ2」が打ち上げ予定とのこと。太陽系の誕生と進化、生命の起源が近い将来わかるかもしれません。

季節はさらに寒い時期に向かいますが、冬の夜空は星が良く見えます。暖かくして見上げてみてはいかがですか。