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2025年9月1日市長コラム148「手話は言語」

最終更新日:2025年9月1日

手話は言語


 「アリガトウゴザイマス」。日本語を母国語としない方から、例え片言でも言われるとうれしく感じることはありませんか。お互いの距離がぐっと近くなり、親しみを感じたりもします。ならば、「サンキュー」「ダンケ」「シェシェ」と、英語・ドイツ語・中国語を母国語とする方にこちらから話した時、きっと同じ気持ちを持ってもらえるのではないかと思います。言葉(言語)は大事な魔法の道具です。

 去る6月、「手話に関する施策の推進に関する法律(手話施策推進法)」が衆参両院でそれぞれ全会一致で可決成立しました。手話を使用する方の意思を尊重して必要な環境整備を行う、手話文化の保存・継承・発展を図る、全ての国民が相互の人格と個性を尊重し手話への理解と関心を深めると理念を定め、国と地方自治体が関連施策を推進する責務を持つとしています。そして、9月23日を手話の日と定めました。

 本市では4年半前に、手話を普及し障害者の意思疎通を促進することを目的に独自の条例を制定しました。今月、全国手話言語市区長会主催の「手話劇祭」を府中の森芸術劇場で開催できるのもそのためですし、11月に日本で初めて行われるデフリンピックへの取組も早くから行うことができました。手話は言語です。「こんにちは」「ありがとう」「がんばろう」。簡単な手話からつながりが広がります。

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