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2016年5月11日 市長コラム48 「共生・協働」

最終更新日:2016年5月11日

共生・協働

「僕の腕もみんなと同じように長くなるよね?お父さん!」「ならない…。」この会話は、1957年に西ドイツで鎮静・催眠薬として開発され日本でも販売された薬、サリドマイドの影響により奇形のある男の子とお父さんのものとして、私が所属していた青年会議所の講演会で25年ほど前に聞いた内容です。講演者はプロの手話通訳者として活躍された丸山浩路(こうじ)さん。残念ながらすでに他界されていますが、道徳教育で有名な「五井先生と太郎」という話なども胸を打つ、ピアノと歌と手話パフォーマンスで構成される素晴らしい講演会だったことを今も忘れません。

高校時代にこの障害のある先輩がいました。直接お話をしたことはありませんでしたが、通学の様子や友人と笑顔で会話する姿を見て、陰ながら尊敬していたことをずっと覚えています。バリアフリーという言葉も知らない時代のことです。

4月1日に障害者差別解消法が施行されました。障害者と健(じょう)者が相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会を実現するため、障害による差別的取り扱いを禁止し、その場で可能な配慮(合理的配慮)を義務付けたのです。そして今夏は、リオデジャネイロでパラリンピックが開催され、府中市在住の方が車椅子卓球競技に出場することがすでに内定しています。本市は、さらなる共生・協働社会を目指します。

画像 府中市長 高野律雄のサイン

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