【協働・共創実現】子どものミライのアイデアを実現!暗くて怖い道を明るくて楽しい空間へ
最終更新日:2025年5月14日
テルウェル東日本株式会社/政策経営部政策課
小柳小学校にて蓄光板のデザインをした児童たち
令和7年3月11日、テルウェル東日本株式会社と政策課が連携し、「協働・共創の窓口」・「市民協働・共創促進事業」経由で協働・共創が実現しました。
当事業は、令和6年度「価値共創促進事業」(現:市民協働・共創促進事業)にご提案いただき、採択された取組みです。
今回の取組の背景
協働・共創の窓口テーマ
市では市制施行70周年記念事業の一環として、府中市在住・在学の小学校5・6年生を対象に、 実現したい未来のアイデア(ミライをつくるアイデア)を募集し、59件の応募の中から5作品を優秀作品として選出しました。
市は、未来について考えてくれた子どもたちの思いを実現するため、柔軟な発想を持つ民間団体と協働で実装したいと考え、市民提案を募集しました。
その結果、「暗くて怖い道を明るくて綺麗にしたい!」という行政課題テーマに対し、テルウェル東日本株式会社が蓄光板を用いた視認性及び環境に配慮した提案をくださり、政策課と協働で実現に至りました。
蓄光板とは?
蓄光板とは太陽光や紫外線、蛍光灯などの光エネルギーを吸収して発光する板で、電源を必要とせず施工が容易です。
内容
「暗くて怖い道を明るくて綺麗にしたい!」という子どもの提案は、小柳小学校の児童の発案であり、児童によると、高速道路の高架下や、細い道などがあり、暗くなると怖いと感じるため、電飾などでかわいくするという内容でした。
そこで、テルウェル東日本と協働し、2Dナイトコンシェルジュ(最新蓄光テクノロジーとデザインが融合したライティングメディア:以下、蓄光板)を小柳小学校の校外の一部フェンスに案内板2枚を含む22枚設置し、今までにない新しい手法で夜道を明るく照らす試みをしました。
蓄光板は電気を使わないため、持続可能な方法として環境にも配慮した形で協働が実現しました。
また、蓄光板のデザインには、小柳小学校のキャラクター「こやぎくん」をモチーフに、小柳小学校の児童たちが描いた絵を使用することで、日中でも、夜間でも、通るのが楽しい空間に演出しています。
小柳小学校 蓄光板設置前の様子(夕方)
小柳小学校 夕方の様子
小柳小学校 蓄光板設置後の様子(夕方)
小柳小学校 蓄光板設置後の様子
日中の様子
蓄光板設置後の小柳小学校の児童及び先生からの感想
小柳小学校及び小柳学童クラブに通う児童、教職員にアンケートを行ったところ、97名の方から回答いただきました。
回答内容からは、蓄光板を設置後、暗い道が明るくなったと回答した方が73.2%、楽しくなったと回答した方が77.3%で、「明るくなって楽しかった」等の感想を多くいただいています。
蓄光板を設置した結果、「暗くて怖い道を明るくきれいにしたい」という提案をしてくれた児童の思いを叶える一歩になったとともに、楽しい空間づくりができたと考えます。
その他情報
テルウェル東日本株式会社 報道発表(外部サイト)
担当者から一言
市制施行70周年として、30年後の社会を担う子どもたちから未来をより良くするアイデアを募ったことが、今回のきっかけですが、市のみでの実施では、アイデアを集めるまでになってしまうところ、協働により、そのアイデアを具現化する提案から実施まで進めることができました。また、周年のテーマのとおり、「未来を拓く」ような、未来性のある夢ある事業となったとともに、子どもたちの市政への参画を促すきっかけとなったと感じています。
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