【協働・共創実現】WebARで府中市の文化財を楽しく知ろう!
最終更新日:2025年5月9日
株式会社palan/文化スポーツ部ふるさと文化財課
令和7年3月7日、株式会社palanとふるさと文化財課が連携し、「協働・共創の窓口」・「価値共創促進事業」(現:市民協働・共創促進事業)経由で協働・共創が実現しました。
当事業は、令和6年度「価値共創促進事業」(現:市民協働・共創促進事業)にご提案いただき、採択された取組みです。
今回の取組の背景
市内には70件以上もの文化財があります。
ふるさと文化財課では、人事異動等を原因とする職員の知識の平準化に加え、ふるさと府中歴史館がはなれに移転することにあたり、新たな解説の仕組みが必要であるという課題がありました。
そのような中で、AR(拡張現実)を活用し、文化財を楽しみながら学習できるコンテンツの運用について民間の自由な発想でご提案いただき、協働事業の範囲内で試行運用を実施しました。
内容
「府中市文化財マップ」の作成を行いました。
具体的には2つの機能があります。
どこでも解説AR
現実世界とデジタル情報を融合させたAR(拡張現実)技術を用いて、市内の文化財について、スマホを通じてWeb上からムサシカメ丸くんが音声、テキストでわかりやすく解説するものです。なお、どこでも解説ARの解説スポットは今後増えていく予定です。
国史跡武蔵国府跡(国衙地区)
現地解説AR
同様の方法で、文化財の現地に赴くと特別なコンテンツ(映像)が体験できるよう、市民が文化財により親しみを持てるような工夫を行いました。
馬場大門のケヤキ並木
AR体験動画
その他情報
府中市文化財ARマップのリンクはこちら(外部サイト)
株式会社palan(外部サイト)
協働事業の効果
WebARイベントを計4回実施し、イベントでは計213人、3月7日からの試行運用では94人の市民に体験していただきました。
体験いただいた市民からは、文化財について理解が深まった、大人だけでなく子どもにも理解しやすかったなどの感想をいただくなど、本事業における一定の効果があったと言えます。
また、今後は当コンテンツを学校教育現場と連携するほか、文化財の内容も充実させ、幅広く展開していく予定です。
担当者から一言
市側の課題に対し、専門的な知識と経験から対応策の提案をいただき、円滑な推進とよりよい内容とすることが出来ました。特に、市では思いつかない魅力的な表現や手法があり、協働でなければ実現が難しかったと感じています。
今回のツールの作成により、市内の文化財の魅力をより多くの人に伝えられることを今後期待しております。
お問合せ
このページは市民協働推進部 協働共創推進課が担当しています。
