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2019年12月11日 市長コラム91 「一」

最終更新日:2019年12月11日

馬場大門のケヤキ並木は季節ごとに趣が異なりますが、師走の彩りも私は大好きです。小春日和に見上げる空はキャンバスに描く絵のようですし、夜のイルミネーションや竹あかりには温もりを感じ、一年を振り返ることが多くあります。

春、令和(れいわ)新時代に人々は大きな喜びを感じ、希望を持ちました。新天皇の即位に関わる伝統行事が本格的に行われたのは秋。世界中から注目を集めるとともに、「日本人で良かった」と語り合う声がたくさん聞こえてきました。また、ラグビーワールドカップ2019も大変な盛り上がりでした。試合会場はどこも満員。テレビ視聴率も記録的な高さを示し、本市が行った(おこなった)パブリックビューイングや日本代表報告会にも数万人の方が来られました。日本代表のいう「ワンチーム」は流行語大賞に決定し、関連の語句も4つノミネートされたほどです。

しかし、良いことばかりではありません。台風19号で、本市は市政史上初の避難勧告を対象地域の方々に発令。刻々と多摩川の水位が上がっているとの情報で、災害対策本部に緊張が走りました。河川敷のグラウンドはほぼ壊滅し、37か所にも及んだ本格的な避難所開設も初めての経験で、今後の課題がいくつも発生しました。

私の今年の漢字は「一」です。令和の始まり、ラグビーが教えた結束力、そして何より、市民の命を守る行政の原点を強く再認識したことがその理由です。

画像 府中市長 高野律雄のサイン

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