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2020年3月11日 市長コラム93 「復興の炎」

最終更新日:2020年3月11日

復興の炎

朝のテレビ番組「とくダネ!」で総合司会を務める小倉智昭さんにお会いしたことがあります。高校生時代は陸上部に所属し府中市に住んでいたそうです。そして前回の東京オリンピックの聖火リレーではトーチを持って市内を走ったと伺いました。また、当時中学生だった方々からは、小旗を持ってトーチと一緒に走ったと聞いたこともあります。いずれの方も大切な思い出だと語る表情がとても印象的でした。

それから56年。オリンピック聖火が再び府中にやって来ます。当時まだ3歳にもなっていなかった私には正に初めての聖火です。出発点の市民陸上競技場、馬場大門のケヤキ並木など約5キロメートルの沿道、そして市内のゴールであり、その日を締めくくるセレブレーション会場でもある東京競馬場の光景を想像するだけでワクワクしています。市内のオリンピック聖火リレーは7月15日(水曜日)。開会式の9日前です。

しかし、私たちには決して忘れてはならないことがあります。このオリンピック・パラリンピック開催の目的は東日本大震災からの復興であることを。9年前に起きた震災と津波で、時が経つほど悲しく苦しい思いを抱えて生活している方々がたくさんいることを。全国のオリンピック聖火リレーのスタートは3月26日(木曜日)、福島県の楢葉町と広野町に立地する日本サッカーの聖地です。ここは原発事故の対応拠点でもありました。復興の炎は新型コロナウイルスをも克服し私たちに大きな夢を与えてくれるはずです。

画像 府中市長 高野律雄のサイン

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