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2024年3月1日市長コラム130「原点を忘れない」

最終更新日:2024年3月1日

原点を忘れない

 石川県七尾市府中町という町名があることを知りました。日本海に突き出た能登半島のほぼ真ん中に位置する七尾南湾をのぞむ中心市街地で、観光情報を得ることや新鮮な海産物を味わい尽くせる「能登食祭市場」もあって、人々の活気にあふれる街の姿が容易に想像できます。しかし、元日に発生した大地震により施設の損壊が激しく、営業再開の見込みが立っていないのが現実です。


 1月4日の府中市役所の仕事始め。能登半島の被害に心を痛めていたとともに、少しでも早く、しかも確実にできる支援施策を考えて登庁しました。職員に出した指示は「国府つながり」でした。石川県には、能登国の七尾市と加賀国の小松市に国府がありましたが、七尾市の被害が甚大だとの判断で、数日後に本市職員が直接支援物資を運び、以後、継続して職員派遣を行っています。


 1月28日に執行された府中市長選挙で四期目の当選をさせていただいた私の市長職の始まりは平成24年2月です。東日本大震災の発生から一年が経たない時でした。東北の太平洋沿岸地域に何度も足を運び、被害状況を目の当たりにしてきました。そこから、継続的にできることとして、宮城県女川町の瓦礫を本市が構成市の一つであるクリーンセンター多摩川で処理したり、多賀城市と岩沼市への職員派遣も数年間行いました。


 近年頻発する自然災害に対して気を緩めない原点を忘れず、新たな任期もしっかり務めていきます。

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