令和7年度府中市・東京消防庁第八消防方面合同総合水防訓練を実施しました
最終更新日:2025年6月13日
市では、梅雨の長雨や台風に伴う大雨などによる河川の洪水、また、近年多発する局地的大雨による道路冠水や住宅への浸水被害を想定し、東京消防庁第八消防方面内全消防署及び府中市消防団との合同による大規模な総合水防訓練を実施しました。
当日は、防災関係機関や防災ボランティアの協力を得て総勢552名が訓練に参加しました。
日時
令和7年6月1日(日曜日)午前9時半から11時
場所
多摩川緑地押立地区(押立町5丁目)
水防訓練で実施した水防工法
積土のう工法
積土のう工法は、土のう袋に砂を詰めて積み重ね、防壁を築いて
連結水のう工法
連結水のう工法は、防水性のあるゴム製の袋に水をいれることで、短時間に防壁を築くことができます。また、軽くて折り畳める素材でできているので、少ない人数で運搬や作業ができる工法です。
鋼板防護工法
鋼板防護工法は、鋼板と鉄パイプ等の支柱を用いて、越水を防ぐ工法です。鋼板は、支柱の数や長さにより、左右に長くしたり、2段以上に重ねることが可能です。
住宅浸水防止工法
住宅浸水防止工法は、内水氾濫から住宅の敷地内に水を浸入させないため、どの家庭にもあるような身近なものを活用して実施する浸水の防止工法です。
今回は植物用プランターやポリタンク、ポリ袋、レジャーシートを使用して浸水を防ぎました。ご協力頂いたのは府中市押立及び西府の各自主防災連絡会、府中女性防火の会、東京消防庁災害時支援ボランティア、府中市社会福祉協議会災害ボランティアの皆さんです。
その他の訓練
土砂流入家屋からの救出救助訓練・ 消防ヘリによる中洲からの救助訓練・避難誘導訓練・排水ポンプ車による浸水地下施設排水活動訓練
崖崩れにより住宅が土砂に埋没し、車両が一台巻き込まれ、逃げ遅れがあるという想定、また、多摩川の水位が急激に上昇したため、中州に人が取り残されたという想定で、救助訓練が行われました。
また、土砂災害警戒情報の発令により、危険区域にいる住民に避難を呼びかける訓練や排水ポンプ車による地下施設に流入した雨水を排水する訓練を実施しました。
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