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プレコンセプションケア~妊娠前からの健康づくり~

最終更新日:2023年11月9日

プレコンセプションケアとは

プレコンセプションケアは若い世代の女性やカップルが将来の妊娠や出産などのライフプランを考えて自分たちの生活や健康に向き合うことです。
プレ(Pre)は「~の前の」コンセプション(conseption)は「受精・懐妊」という意味でプレコンセプションケアは「妊娠前の健康管理」という意味になります。

プレコンセプションケアの目的

プレコンセプションケアの目的は3つあります。
(1)若い世代の健康を増進し、より質の高い生活を実現してもらうこと
(2)若い世代の男女が、将来より健康になること
(3)健全な妊娠・出産のチャンスを増やし、次世代の子どもたちをより健康にすること

プレコンセプションケアが大切な理由

リスクのある妊娠の増加:若い女性のやせと肥満の増加、出産年齢の高齢化からリスクの高い妊娠が増えています。
不妊の増加:生理不順や重い生理痛をそのままにしていませんか。妊娠や出産に関する正しい知識を得て行動することが大切です。
より豊かな人生へつなげる:プレコンセプションケアを実施することで今の自分がもっと健康になり、より豊かな人生につながります。

未来につながる あなたに知ってほしい生活習慣

(1)適正体重を維持しよう

やせも肥満も不妊や妊娠・出産のリスクを高めます。20歳台の女性の5人に1人がやせと言われています。栄養不足による若い女性のやせは、貧血や将来の骨粗鬆症の原因になります。
太りすぎは妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群につながります。
自分のBMIは知っていますか?自身の身長・体重のバランスを確認してみましょう。
BMI=体重(㎏)÷身長(m)÷身長(m) 
BMIが18.5~24.9を維持しましょう。

(2)栄養バランスを整えよう 

普段の食事に主食・副菜・主菜はそろっていますか?食事の量を極端に減らしたり偏った食事は貧血や肌荒れなどの原因にもなります。毎回の食事で主食・副菜・主菜がそろうように意識して食べるとバランスが良くなります。妊娠中の女性の食事の傾向をみても、乳製品や果物を習慣的に食べている人は少ないようです。1日1品から取り入れてみませんか。
また妊娠を希望している場合は妊娠前から妊娠初期にかけて葉酸(ビタミンの一種)をしっかりとりましょう。ほうれん草やブロッコリー、いちごなど野菜や果物に多く含まれています。
食事のバランスを確認する「食事バランス診断」も行っています。自身のお食事の振り返りにぜひご利用ください。
*詳しくは下記「プレマタニティーからの食生活・妊婦の知っとくQ&A」をご覧ください。

(3)適度に運動しよう

1週間あたりの運動は150分が目安とされています。激しい運動でなくても構いません。階段を使う・一駅歩くなど今よりプラス10分を目標に身体を動かしてみませんか。

(4)禁煙しよう 受動喫煙を避けよう

喫煙は生殖能力の低下や流産や早産、低出生体重児などのリスクを高めます。
妊娠を考えたら禁煙しましょう。受動喫煙も極力避けましょう。

(5)アルコールは控えめにしよう

女性は男性に比べて一般的にお酒に弱い体質です。
健康に影響を及ぼすような飲酒の仕方はやめましょう。1日平均でアルコール量20g未満(ビール500ml相当)にしましょう。

(6)ストレスをため込まないようにしよう

自分なりのストレス発散方法をみつけてストレスをため込まないようにしましょう。

定期的に健康診断を受けましょう

若くてもがん検診や健康診断を受けて自分の体調を確認しましょう。

マンガでわかりやすく紹介されています。

府中市で実施しているプレコンセプションケア関連事業

オンライン相談

市では従来の相談支援体制だけでなくスマートフォンから産婦人科医・助産師等に相談できる事業を実施しています。府中市民の方であればご利用いただけます。ご利用には合言葉が必要となります、ご希望の方は母子保健係(042・368・5333)までご連絡ください。

中学生・高校生に向けた性教育

市内の中学校や高校で府中助産師会による性教育を行っています。

市内大学での啓発

東京農工大学で実施している食生活相談会において大塚製薬と協働でプレコンセプションケアの啓発を行いました。

参考資料

引用元:国立成育医療研究センター

もっと詳しく知りたい方はこちら

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お問合せ

このページは子ども家庭部 子ども家庭支援課が担当しています。

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