カーボンオフセット事業
最終更新日:2021年4月15日
カーボンオフセットとは
地球温暖化は、人間の諸活動の中で排出される二酸化炭素やメタンなどの温室効果ガスによって引き起こされ、人類の生存基盤や自然の生態系にも悪影響を及ぼすに至りました。そこで、温室効果ガスの排出量を減らすための国際的な取組が行われ、平成27年(2015年)のパリ協定では、我が国に26パーセントの削減の目標が定められました。今、国を挙げての低炭素社会の構築に向けた行動、実践が求められています。
このような中で、注目を集めているのが、「カーボンオフセット」です。カーボンは「二酸化炭素」、オフセットは「埋め合わせる」という意味を表します。まず、諸活動の中で排出をしている二酸化炭素などの温室効果ガスの量を認識して見える化し、削減努力を行うことが必要です。そして、どうしても削減できない部分を、他の場所でのクリーンエネルギーの導入や二酸化炭素を吸収する森林整備など、排出削減、吸収プロジェクトに投資を行い、それによってもたらされる温室効果ガスの排出削減量や二酸化炭素吸収量で、削減しきれなかった部分を埋め合わせることがカーボンオフセットです。
姉妹都市長野県佐久穂町とのカーボンオフセット事業
姉妹都市である長野県佐久穂町と平成23年7月26日に締結した「府中市と佐久穂町との地球環境保全のための連携に関する協定」、「長野県の森林の里親促進事業森林整備協定」に基づき、平成27年度までの5年間、家庭ごみの市指定有料袋の焼却をはじめとする市民生活から排出される二酸化炭素相当量の一部を、佐久穂町の町有林を間伐により整備することで相殺させるカーボンオフセット事業を行ってきました。平成28年3月7日に、次期協定を締結したことにより、平成28年4月1日以降も同事業を継続していきます。
府中の森アダプトサイン
実施状況
令和2年度実施状況
令和2年度は、新たに20.70ヘクタールの森林整備を行い、1年間あたり14.3トンの二酸化炭素吸収量が認められ、また、平成28年度から令和元年度に森林整備を行った80.32ヘクタールについて、1年間あたり96.5トンの二酸化炭素吸収量が認められ、合計で1年間あたり110.8トンの二酸化炭素吸収量について「森林
令和2度森林整備面積 | 20.70ヘクタール |
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対象森林面積 | 101.02ヘクタール |
二酸化炭素吸収量 | 1年あたり110.8トン |
令和元年度実施状況
令和元年度は、新たに21.01ヘクタールの森林整備を行い、1年間あたり14.6トンの二酸化炭素吸収量が認められ、また、平成27年度から平成30年度に森林整備を行った76.10ヘクタールについて、1年間あたり171.4トンの二酸化炭素吸収量が認められ、合計で1年間あたり186トンの二酸化炭素吸収量について「森林
令和元年度森林整備面積 | 21.01ヘクタール |
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対象森林面積 | 97.11ヘクタール |
二酸化炭素吸収量 | 1年あたり186.0トン |
平成30年度実施状況
平成30年度は、新たに20.4ヘクタールの森林整備を行い、1年間あたり18.3トンの二酸化炭素吸収量が認められ、また、平成26年度から平成29年度に森林整備を行った75.41ヘクタールについて、1年間あたり221.4トンの二酸化炭素吸収量が認められ、合計で1年間あたり239.7トンの二酸化炭素吸収量について「森林
平成30年度森林整備面積 | 20.4ヘクタール |
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対象森林面積 | 95.81ヘクタール |
二酸化炭素吸収量 | 1年あたり239.7トン |
平成29年度実施状況
平成29年度は、新たに21.60ヘクタールの森林整備を行い、1年間あたり33.4トンの二酸化炭素吸収量が認められ、また、平成25年度から平成28年度に森林整備を行った76.79ヘクタールについて、1年間あたり243.1トンの二酸化炭素吸収量が認められ、合計で1年間あたり276.5トンの二酸化炭素吸収量について「森林
平成29年度森林整備面積 | 21.60ヘクタール |
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対象森林面積 | 98.39ヘクタール |
二酸化炭素吸収量 | 1年あたり276.5トン |
平成28年度実施状況
平成28年度は、新たに17.31ヘクタールの森林整備を行い、1年間あたり52.3トンの二酸化炭素吸収量が認められ、また、平成24年度から平成27年度に森林整備を行った76.73ヘクタールについて、1年間あたり243.7トンの二酸化炭素吸収量が認められ、合計で1年間あたり296.0トンの二酸化炭素吸収量について「森林
平成28年度森林整備面積 |
17.31ヘクタール |
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対象森林面積 | 94.04ヘクタール |
二酸化炭素吸収量 | 1年あたり296.0トン |
平成27年度実施状況
平成27年度は、新たに16.79ヘクタールの森林整備を行い、1年間あたり82.8トンの二酸化炭素吸収量が認められ、また、平成23年度から平成26年度に森林整備を行った79.80ヘクタールについて、1年間あたり228.9トンの二酸化炭素吸収量が認められ、合計で1年間あたり311.7トンの二酸化炭素吸収量について「森林
平成27年度森林整備面積 | 16.79ヘクタール |
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対象森林面積 | 96.59ヘクタール |
二酸化炭素吸収量 | 1年あたり311.7トン |
平成26年度実施状況
平成26年度は、新たに19.71ヘクタールの森林整備を行い、1年間あたり66.5トンの二酸化炭素吸収量が認められ、また、平成23年度から平成25年度に森林整備を行った60.09ヘクタールについて、1年間あたり185.1トンの二酸化炭素吸収量が認められ、合計で1年間あたり251.6トンの二酸化炭素吸収量について「森林
平成26年度森林整備面積 |
19.71ヘクタール |
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対象森林面積 | 79.80ヘクタール |
二酸化炭素吸収量 | 1年あたり251.6トン |
平成25年度実施状況
平成25年度は、新たに22.98ヘクタールの森林整備を行い、1年間あたり64.3トンの二酸化炭素吸収量が認められ、また、平成23・24年度に森林整備を行った37.11ヘクタールについて、1年間あたり125.1トンの二酸化炭素吸収量が認められ、合計で1年間あたり189.4トンの二酸化炭素吸収量について「森林
平成25年度森林整備面積 | 22.98ヘクタール |
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対象森林面積 | 60.09ヘクタール |
二酸化炭素吸収量 | 1年あたり189.4トン |
平成24年度実施状況
平成24年度は、17.25ヘクタールの森林整備を行い、1年間あたり56.3トンの二酸化炭素吸収量が認められ、また、平成23年度に森林整備を行った19.86ヘクタールについて、1年間あたり73.4トンの二酸化炭素吸収量が認められ、合計で1年間あたり129.7トンの二酸化炭素吸収量について「森林
平成24年度森林整備面積 |
17.25ヘクタール |
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対象森林面積 |
37.11ヘクタール |
二酸化炭素吸収量 |
1年あたり129.7トン |
平成23年度実施状況
平成23年度は、19.86ヘクタールの森林整備を行い、1年間あたり73.4トンの二酸化炭素吸収量が認められ、「森林
平成23年度森林整備面積 |
19.86ヘクタール |
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対象森林面積 |
19.86ヘクタール |
二酸化炭素吸収量 |
1年あたり73.4トン |
森林整備の状況
森林CO2吸収量認証書
身近な二酸化炭素排出量との比較
私たちの生活において、排出される二酸化炭素について、令和2年度の値と比較してみます。
自家用車1台あたりの1年間の二酸化炭素排出量は約2,300キログラム、1世帯あたりの1年間の二酸化炭素排出量は約6,500キログラム、人間1人あたりの呼吸による1年間の二酸化排出量は約320キログラムと言われています(林野庁)。
令和2年度の対象森林の年間吸収量は110,800キログラムです。
したがって、次のとおりの二酸化炭素吸収量相当となります。
自家用車 | 48.2台分 |
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世帯 | 17世帯分 |
人間の呼吸 | 346.3人分 |
オープンデータ
カーボンオフセット事業実施結果(平成23年度から令和2年度) (CSV:476bytes)
オープンデータの取扱い
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