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2012年6月11日 市長コラム3 「近助(きんじょ)」

最終更新日:2013年12月1日

近助(きんじょ)

先月は2つの災害対策訓練を実施しました。1つは水防訓練。多摩川の氾濫やゲリラ豪雨を想定したものです。もう1つは災害対策本部設置訓練及び職員参集訓練・情報伝達訓練。市職員(ししょくいん)の通勤時間帯に大地震が発生したと想定し、各自が通勤手段の変更などを検討して出勤するとともに、寿町の中央防災センターで災害対策本部会議を運営しました。

本市では、安全で安心なまちづくりを第一の柱としています。自然災害はもとより、交通安全対策や防犯などの地域安全対策もより充実するように心がけています。しかし、都市化や高齢化が進み、世帯平均人数が減少する状況では孤立化が危惧されます。また、阪神淡路大震災や東日本大震災から、自らを自分で守る「自助(じじょ)」、すなわち、万が一に対する心構えと物質的な備えが重要であることが再確認されたと同時に、建物の下敷きになって助けられた方々の8割近くが家族や近隣住民による救助であったことから、「近くの人に助けられる」「近くの人を助ける」との意味合いの「近助(きんじょ)」がいかに重要かを理解したところです。

都では、東京防災隣組(となりぐみ)の認定制度を設け、災害時に近所で助け合う互助共助(きょうじょ)の仕組みづくりを始めています。本市としても、自治会や商店街への新規加入を促進したいと考えています。

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