2012年8月11日 市長コラム5 「八月は夢花火」
八月は夢花火
郷土の森公園をはじめ市内の公園や遊歩道では、セミの声が一段と賑やかに聞こえてきます。立秋が過ぎ、暦の上では秋となりましたが、まだまだ夏ど真ん中。
日本を代表するシンガーソングライターである井上陽水さんの「少年時代」という曲をご存知の方も多いと思います。1990年に上映された映画の主題歌ですが、大変素晴らしいメロディと歌詞で、大切な何かを思い出す私の大好きな曲のひとつです。これを聴きながらまぶたを閉じると、青い空、白い雲、明るい日差し、セミの声、虫捕り網、魚を追った用水路、夏の夜空、盆踊りなど、懐かしい夏の情景が浮かび上がります。「八月は夢花火 私の心は夏模様」と結ばれる歌詞には夢の時間を感じさえもします。
科学技術が進歩し、デジタル化された現代社会では、子ども達も現実感を知ることが少なくなったのではと心配しています。夏休みはこれから後半。「早寝早起き朝ごはん」を基本に、じっとり汗をかく経験を積み重ねてほしいですし、小さな冒険も大切だと思います。ただし、悪しき誘惑が手を伸ばしてくるのもこの季節。深夜徘徊など、開放感から誤った行動を起こす危険もあります。市民皆様と関係機関の連携で、社会のルールや規範からの逸脱を防ぐため、見守りにご協力をお願いします。