2014年11月11日　市長コラム32　「市民協働都市宣言」

「いつもと違う、何か変だ」友人の気付きで方向を変えたとあとからご家族に聞きましたが、誰もが「まさか！」と思う突然の噴火。日本百名山のひとつ、御嶽山(おんたけさん)。秋ならではの澄み切った青空と、紅葉の美が暗黒に変わり、多くの方が犠牲となりました。報道などで御存じのように、その中には本市職員もおり、天災とはいえ突然の悲報に人生のはかなさを強く感じています。真面目で頑張り屋の故人の分まで市政発展に尽くすことをここに誓います。

さて、市制施行60周年のメイン事業は、多くの皆様のご協力により無事に実施することができました。まさに協働の実践で、良き記憶として心に残るだけでなく、まちの明るい未来を確信する絆づくりに繋がったと思います。特に前号(ぜんごう)広報紙でお知らせした「市民協働都市宣言」は大きな成果といえるでしょう。市民みんなが将来にわたって笑顔で暮らし、働き、学び、活動できるように、まちの主役として自らの役割を考え、できることから積極的に参加する。そして、ともに考え、汗を流し、一体となって地域課題の解決に取り組み、さらなる飛躍を誓う。多くの市民の思いが込められた、新しい時代にふさわしい理念と確信しています。

言うまでもなく、これまでの市政の発展は多くの先人の努力の積み重ねであり、このたびの記念式典やパレードも次へのステップです。さらに多くの市民皆様との協働を進めるべく、周年事業はまだまだ続きます。