2015年1月11日　市長コラム34　「始発」

新年を迎えて10日が過ぎました。例年より少し長い冬休みがとれた方(かた)もいらっしゃったかと思いますが、そろそろ通常の生活に戻っていることでしょう。

さて、本市は都心ほどのレベルではないものの、交通の利便性が高いといわれています。中央自動車道や国道20号が東西を貫き、多摩川架橋で南北の道路も充実。東八道路の西原町以西の延伸が具体化しているほか、3月には中央自動車道の府中バス停付近に山梨方面への乗車と同方面からの降車ができるＥＴＣ(いーてぃーしー)専用の「府中スマートインターチェンジ」が開通します。また、鉄道においては、京王線とＪＲ武蔵野線が東西南北に、ＪＲ南武線と西武多摩川線がタスキをかけるように通り、しかも他市(たし)と比べて格段に多い14もの駅があるのです。

そのうち3駅は始発駅。これは大きな特徴です。短い路線もありますが、「始発ホーム」では他と違う特別な郷愁にかられます。先にあるのは良く知ったレールのはずですが、新たな時の刻みをとても楽しみに感じるのです。

1年の始まりは始発ホームと同じ。でも、私たちの動きはどこまで続くか未知のレールであり、しかもレールがない道もたくさんあります。今年も市民皆様のご乗車をいただいて安全運転に心掛けてまいります。