帯状疱疹ワクチン任意接種費用の一部助成
最終更新日:2024年9月3日
帯状疱疹ワクチンの任意接種費用を一部助成します。
自己負担額は医療機関により異なります。下表の対象要件等をご確認の上、医療機関へ直接ご予約ください。
帯状疱疹とは
水痘(みずぼうそう)と同じウイルスが原因で起こる皮膚疾患です。水痘が治癒した後もウイルスが神経に潜伏し、免疫低下や加齢に伴い、ウイルスが再び活性化することによって発症します。
症状
皮膚症状の特徴として、皮膚に分布している神経に沿って、水疱が帯状に出現します。
通常、皮膚症状の出現2~3日前から痒みもしくは痛みが出現し、初期は皮膚が赤く腫れます。1週間程度経過すると、水疱が多発するようになり、発熱、頭痛、リンパ節腫脹などの症状も出現するようになります。通常2~4週間で水疱が破れて痂皮化し、皮膚症状が正常に戻ります。
予防のポイント
周囲への感染を防ぐためには、水疱を覆い、さわったりひっかくのをさけ、しっかり手洗いを行います。免疫力が低下しないように、普段から体調管理に努めることも大切です。また、ワクチン接種を接種することで、発症予防効果、重症化予防効果が期待できるとされています。
ワクチン
2016年3月より生ワクチンである水痘ワクチンの効果・効能に50歳以上の者に対する帯状疱疹予防が追加されました。さらに、2018年3月からは乾燥組み換え帯状疱疹ワクチンが使用可能になりました。
期 間
令和6年4月1日(月曜日)から令和7年3月31日(月曜日)まで
注記:期間外における接種は助成対象外となりますのでご注意ください。
対 象 者
対象期間中の接種日において満50歳以上の府中市民
助 成 額
生ワクチン 4,000円/回
不活化ワクチン 12,000円/回
医療機関の提示する価格 - 助成額 = 接種1回あたりの自己負担額
例1)生ワクチン:医療機関の提示する価格(8,000円)ー 市助成額(4,000円)= 自己負担額(4,000円)/回
例2)不活化ワクチン:医療機関の提示する価格(22,000円)ー 市助成額(12,000円)= 自己負担額(10,000円)/回
注記1:不活化ワクチンの助成は2回まで
注記2:医療機関毎に接種費用や取り扱いワクチンが異なります。費用につきましては医療機関にご確認ください。
申込方法
市内協力医療機関にて接種される
対象の方 で、入院先・入所先施設で、帯状疱疹ワクチン任意予防接種を希望される方 へ
入院先病院または入所先施設から事前に申請が必要です。
下記の申請用紙「定期等予防接種依頼願」をダウンロードし、必要事項を記入の上、郵送してください。
「定期等予防接種依頼願」提出後、審査の上、1週間程度で予診票等の必要書類を病院・施設宛にお送りします。
注記:必要書類が届いてからの接種となります。
注記:入院・入所先からの申請になります。施設が委託している病院や個人からの申請はできませんのでご注意ください。
施設・病院「定期等予防接種依頼願」(PDF:290KB)
<送付先>
〒183-0055 東京都府中市府中町2-25 府中市保健センター
府中市福祉保健部健康推進課成人保健係 予防接種担当 宛
帯状疱疹任意予防接種の効果と副反応
種別 | 生ワクチン | 不活化ワクチン |
---|---|---|
ワクチン名 | 乾燥弱毒生水痘ワクチン | 乾燥組換え帯状疱疹ワクチン |
接種方法 | 皮下注射 | 筋肉内注射 |
接種回数 | 1回 | 2回 ※1回目の接種から2か月後に2回目の接種を行います。1回目の接種から2か月を超えた場合であっても、6か月後までに2回目の接種を行うこととされています。 |
発症予防効果と持続期間 | 約70% (5年程度の持続期間) |
約90% (10年以上の持続期間) |
副反応 | 注射部位の痛み、腫れ、発赤。 まれにアナフィラキシーや血小板減少性紫斑病など重篤な副反応が現れることがあります。 |
注射部位の痛み、腫れ、発赤、筋肉痛、全身倦怠感、悪寒、発熱など。 まれにアナフィラキシーなど重篤な副反応が現れることがあります。 |
予防接種を受けられない方 | 1.明らかに発熱(通常3 7 .5 ℃以上)している方 2.重い急性疾患にかかっていることが明らかな方 3.過去にこのワクチンの成分によってアナフィラキシーを起こしたことがある方 4.妊娠していることが明らかな方 5.先天性及び後天性免疫不全状態の方 6.副腎皮質ステロイド剤や免疫抑制剤等の治療を受けており、明らかに免疫抑制状態の方 7.その他、医師が予防接種を受けることが不適当と判断した方 |
1.明らかに発熱(通常3 7 .5 ℃以上)している方 2.重い急性疾患にかかっていることが明らかな方 3.過去にこのワクチンの成分によってアナフィラキシーを起こしたことがある方 4.その他、医師が予防接種を受けることが不適当と判断した方 |
予防接種を受ける前に医師への相談が必要な方 | 1. 心臓血管系・腎臓・肝臓・血液・発育障害などの基礎疾患のある方 2.予防接種で接種後2 日以内に発熱のみられた方、全身性発疹などのアレルギーを疑う症状がみられた方 3.このワクチンの成分に対して、アレルギーを起こすおそれのある方 4.過去にけいれんを起こしたことがある方 5.過去に免疫不全と診断された方、近親者に先天性免疫不全症の方がいる方 6.血小板が少ない方や出血のしやすい方 7.妊婦または妊娠している可能性のある方、授乳中の方 8.最近1 か月以内に予防接種(生ワクチン)を受けた方 |
1.心臓血管系・腎臓・肝臓・血液などの基礎疾患のある方 2.予防接種で接種後2 日以内に発熱のみられた方、全身性発疹などのアレルギーを疑う症状がみられた方 3.このワクチンの成分に対して、アレルギーを起こすおそれのある方 4.過去にけいれんを起こしたことがある方 5.過去に免疫不全と診断された方、近親者に先天性免疫不全症の方がいる方 6.血小板が少ない方や出血のしやすい方 7.妊婦または妊娠している可能性のある方、授乳中の方 |
接種場所
予約の開始時期は医療機関により異なります。事前にお問い合わせください。
令和6年度 帯状疱疹任意予防接種市内協力医療機関 (PDF:115KB)
任意接種の健康被害救済制度について
帯状疱疹ワクチン予防接種は、予防接種法に基づかない任意接種(法定外予防接種)です。
万が一、予防接種を受けたことによる健康被害が起きた場合は、予防接種法上の救済措置ではなく、独立行政法人医薬品医療機器機構法に基づく補償と、市が加入している予防接種事故賠償保険による補償対象となる場合があります。
PDF形式のファイルを開くには、Adobe Acrobat Reader が必要です。お持ちでない方は、Adobe社から無償でダウンロードできます。
お問合せ
このページは福祉保健部 健康推進課が担当しています。