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2021年10月21日号市長コラム104「文化の華」

最終更新日:2021年10月21日

文化の華

府中の森芸術劇場が開館30年を迎えています。1991年6月の開館以来、1500万人近いお客様にご来場、また、国内外のトップアーティストはもとより芸術文化に携わる多くの皆様にご活用いただいています。全国的な学校音楽コンクールの会場になることも多く、「 目指せ(めざせ)府中の森(ふちゅうのもり)!」を合い言葉に厳しい練習に励んでいるとその様子を伺ったこともあります。ちょっとおこがましいですが、音楽版の甲子園とも自負しております。



一方、府中市美術館は昨年開館20年を迎え、現在、記念の企画展を開催中です。テーマは動物の絵。「ふしぎ・かわいい・へそまがり」の視点で日本とヨーロッパの作品を紹介しています。個人的には、パリからはるばるやってきたモローの一角獣(いっかくじゅう)と、徳川三代将軍家光(いえみつ)公の独創的な作品に心を強くひかれ、動物へのまなざしの違いに新たな発見を覚えました。まさに、誰もが気軽に美を楽しむ地域の公立美術館としての役割を果たすすばらしい内容だと思います。



府中市の歌は1969年10月に制定されました。歌詞は「(おお)いなる文化(ぶんか)(はな)は いや(ふる)()にこそひらけ」と始まります。作詞は「ぶん・ぶん・ぶん」などで有名な本市出身の村野四郎(むらのしろう)さん。このまちの文化活動の未来を大きく期待する気持ちを込めた詞だと思います。未曽有の感染症災害がいまだ収束とはいきませんが、市民の皆様の心に文化の華が咲き続け、絆を紡ぐ活動が行われる大切さを、今、改めて強く感じています。

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