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2022年3月11日市長コラム109「平和をつくるのは対話」

最終更新日:2022年3月11日

平和をつくるのは対話

11年前の3月10日、都庁で行われた「東京都平和の日記念式典」に参列し、石原元東京都知事の挨拶や東京大空襲を経験された方のお話を聞いていました。下町一帯が焦土と化し、約10万人が亡くなった日を忘れず、平和を尊び、不戦の決意を新たにしたことを今でも鮮明に覚えています。そして、 未曽有(みぞう)の被害をもたらした東日本大震災が翌日発生することをみじんも想像していなかったことも。



大地震がいつか来ることを日本人は知っています。日本列島周辺には4つのプレートがあり、地震が起きやすい構造であることや、歴史が証明しているからです。しかし、予兆を感じることができないので、当分ないだろうと勝手に考えたり、自分の住む地域には起きないと思いがちです。したがって3月11日は、各種の自然災害による被災地への支援継続を改めて誓うとともに、いざという時に備えて物心両面の準備を確認する、決して忘れてはいけない日だと思います。

 


一方、争いのない平和な社会を実現するため、77年前の3月に東京が受けた悲惨な無差別爆撃を語り継いでいくこともとても大切なことです。自然災害とは違い、戦争は人間が起こす過ちだからです。しかし、先月下旬、ロシアのウクライナ侵攻が起きてしまいました。断固反対。世界中の人々がとても悲しい気持ちになりました。大事なことは対話です。平和を願う私たち一人ひとりの心を届けたいと、ひたすら思っています。

府中市長 高野律雄

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