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2021年11月11日号市長コラム105「未来を拓く交流」

最終更新日:2021年11月11日

未来を拓く交流

令和3年春の叙勲(じょくん)で、ウィーン市ヘルナルス区のローベルト・プレーガー氏が旭日双光章(きょくじつそうこうしょう )を受章されました。同区と本市との永年にわたる交流への多大な貢献を高く評価されたものであります。受章を知った時、私は自分のことのようにうれしく感じ、早くお会いして祝意と感謝を申しあげたいと強く思いました。



ヘルナルス区との交流の始まりは、1992年の夏に訪問団が本市に来訪され、友好都市協定(ゆうこうとしきょうてい)を締結した時からです。以来、相互訪問や学校交流など多くの親善事業(しんぜんじぎょう)を行ってきましたが、特筆すべきは青少年(せいしょうねん)の派遣事業です。公募選定された派遣生が約2週間のホームステイを行うもので、これまでの派遣生数は両区市計で約200人。相互のホストファミリーには同年代の子がいる場合が多く、不思議な糸で結ばれた絆が長く続くことが多いとも聞いています。プレーガー氏は、異国の文化を知り、国境や距離を超えたつながりを青少年期に作ることは、他に代えられない大きな価値があると、いつも強く語られます。



先月、ヘルナルス区のプフェッファー区長とリモート対談を行い、来年が交流30周年であることから、いくつかの記念事業を実施することになりました。同区内の公立公園を「FUCHU(ふちゅう) PARK(ぱーく)」と命名することも。



世界全体が混とんとした中であっても、これまで培ってきた交流と強い絆が新しい未来を拓くと確信する対談でした。

府中市長 高野律雄

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