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2024年6月1日市長コラム133「糸」

最終更新日:2024年6月1日

 


 私はシンガーソングライターの中島みゆきさんが好きです。特に、「糸」という曲が大好きです。その歌詞には、「なぜめぐり逢うのか」、「いつめぐり逢うのか」、「私たちはいつも知らない」とあります。そして、「遠い空の下のふたつの物語」(注記:)がひとつになる出会いの不思議さ、男女が織りなす仕合せを表現した名曲です。1992年に中島さんが結婚する知人に贈った曲だそうですが、数年前には映画も作られました。


 先月、本市が副会長を務める会営競馬場所在都市協議会が福島市で開催されました。全プログラム終了の夜8時過ぎ、寝るには少し早いかなと、地図など何も持たずに福島駅近くの市街地を散策。ふと、「珈琲とハイボール」と書かれた看板に目が留まり、隠れ家のような素敵なお店に吸い込まれました。何と、気付くと店の名は「糸」。お店の人に聞くと、この曲と映画が大好きだからつけたとのことでした。まったく予期せぬ出会いが此処(ここ)にもありました。いつも見えないけれど、人と人をつなぐ糸の存在を改めて認識しました。出会いは偶然ではなく必然だと。


 再会も同じ。先月のコラムに書いた社会人としての基礎を教えてくれた会社の先輩の話を思い出しました。「将来必ず再会するから、今の出会いを大切にしろ」と。還暦を過ぎたから余計に身に染みているのかもしれませんが、若い頃の出会いは一生の宝になるのです。


(注記:)『糸』1992年  作詞・作曲 中島みゆき より引用

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