2024年11月1日市長コラム138「平和賞」
最終更新日:2024年11月1日
平和賞
パレスチナのイスラム組織ハマスが大規模な襲撃を行って人質を連れ去った事件から一年。人質奪還が当初の目的だったとはいえ、イスラエルの非人道的なガザ地区への攻撃は周辺国との戦闘に拡大しています。ウクライナにロシアが侵攻してから年が明ければ三年近くに。休戦の話し合いどころか、核の脅威をもちらつかせる理不尽な攻撃が続いています。北朝鮮兵士のロシアへの派兵情報もあり、直接的に関与する国が増え、世界大戦を危惧する声も出てきました。
このような世界情勢の中で、日本原水爆被害者団体協議会がノーベル平和賞を受賞したことに大きな喜びを感じました。世界唯一の被爆国である日本。被爆者の苦しみと悲しみを乗り越えて核兵器の廃絶と平和の実現に向けて長年にわたり努力されてきた、その草の根の声に世界が注目したのです。地球上の誰もが望むのは恒久平和。どんな声にも負けずそれを貫くことが認められました。
広島平和都市記念碑には「安らかに眠ってください 過ちは繰り返しませぬから」と刻まれています。戦争、そして核兵器の使用は過ちです。この「ヒロシマの心」を世界に発信するのが日本人の役目ではないかと思います。今回の広報は一部がお隣の調布市との共同作業。まずは両市の市民からこの思いを発していきましょう。
お問合せ
このページは政策経営部 秘書広報課が担当しています。
