2025年1月15日市長コラム140「立行司」
最終更新日:2025年1月15日
立行司
昨年の広報「ふちゅう」1月1日号で一面を飾っていただいたのは、大相撲の行司、本市在住の三代目木村容堂(本名:洞澤裕司)さんでした。入門の動機、日々の仕事内容やスケジュール、今後の目標等、一年の始まりにふさわしい記事だったと思っています。そして、9月に最高位の立行司のひとり、第四十二代式守伊之助を襲名し、現在行われている初場所からは、さらに上位の第三十九代木村庄之助を襲名しています。立行司は行司の横綱といわれる役職。府中市民として誇らしい限りです。
超満員の両国国技館。結びの一番で軍配を返す気持ちはどんな心境でしょうか。まして、千秋楽の優勝決定戦を想像すると鳥肌が立ちそうです。最高潮に心技体が充実した関取と同じ土俵上。両者の呼吸と観客の大声援は耳に入ってくるのでしょうか。仕切りの一瞬の静けさから、激しい立ち合い、早い動き。勝者に軍配をあげるまでの時間はもはや想像できません。とにかくすごい役目です。
皆さんにお願いです。ごひいきの力士も気になるところですが、国技大相撲のど真ん中で、気の遠くなるような時間と努力を積み重ねた府中市民の立行司、木村庄之助さんを応援してください。午後6時少し前、最後の取組を仕切るのは必ず彼です。立行司は腰に短刀を差して土俵に上がると聞きました。16歳の初土俵から見ていた夢は、より大きな責任と覚悟を伴う大仕事なのです。
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