食品ロス削減のために

　「食品ロス」とは、まだ食べられるのに捨てられてしまう食品のことです。
日本では年間約464万トンの食品ロスが発生しており、事業所から約231万トン、家庭から約233万トンが出ています。
これは、国民1人1日当たりに換算すると、毎日おにぎり1個分（約102ｇ）のご飯を捨てていることになります。
多くの食料を輸入に頼る一方で、食べられるものを捨てている現状は問題です。
持続可能な社会のためにも、食品ロスの削減が求められています。
注記:数値は令和5年度の推計（環境省資料より（外部サイト））。

廃棄される主な理由は、「食べ残し」「過剰除去」「直接廃棄」の3つに分類されます。

• 食べ残し：食事として使用・提供されたにもかかわらず、食べきれずに捨てられるもの
• 過剰除去：本来食べられる部分まで過剰に取り除いて捨ててしまうこと
• 直接廃棄：賞味期限や消費期限の切れなどにより、食事として使用されることなく廃棄されるもの

たとえば、野菜や果物の皮を厚くむきすぎてしまうこと、安売りにつられて必要以上に購入して食べきれないこと、冷蔵庫の中を確認せずに同じものを重複して買ってしまうことなどが、食品ロスを増加させる要因となります。

食べられるものが捨てられてしまう食品ロス。
工夫次第で、食材を余すところなく食べきることができます。
そこで、以前開催した親子3R教室で調理した、捨ててしまいがちな部位も美味しく食べきることができる料理レシピを紹介します！
楽しく調理しながら、食材を無駄にせず使いきること、作った料理は食べきることなど、食品ロス削減の大切さを学んでいきましょう。

リンゴの皮のパウンドケーキ

レシピ（PDF：300KB）

リンゴの皮と鶏肉キャベツのレモンスパゲッティ

レシピ（PDF：144KB）

キャベツの芯とベーコンのミルクスープ

レシピ（PDF：120KB）

みかんの皮のザクザクアメリカンクッキー

レシピ（PDF：148KB）

ブロッコリーの芯のパウンドケーキ

レシピ（PDF：118KB）

　食品ロスを減らすための取組みとして、普段なら捨ててしまいがちな食材を活用したレシピなどを紹介する「エコレシピのすゝめ(すすめ)」を発行しました。
　また、食品ロスについての知識や、食品ロスを減らすためにできることも掲載しています。食材を使いきることも立派なごみ減量の取組みですので、皆さまのご家庭でぜひお試しください。