【募集終了】妊婦へのケアを充実するために。妊娠届出の際の説明を分かりやすく効率的に動画化したい!【共創の窓口テーマNo.7】
最終更新日:2023年9月21日
募集内容
年間1,500人以上の妊婦さんに説明すること
令和3年度の府中市への妊娠の届出件数は1,636件。府中市では、毎年1,500人以上の妊婦さんが妊娠届を提出されています。
妊娠届を出された方には、母子健康手帳・マタニティサポートBOOKをお渡しし、同時に看護職が面談を行って、府中市の母子保健サービスの説明や妊娠・出産・育児等の相談を受けています。
妊娠の早期にこのような面談を行うことによって、妊婦さんの不安や困りごと、支援ニーズを把握し、それぞれの状況に応じた支援やサービスに繋げることができるため、妊娠期から子育て期まで切れ目のない支援を行っていくうえでとても重要な時間となっています。
実際、妊娠中や出産前後においては、妊娠による体調の変化や、慣れない育児による疲労、周囲からのサポートが得られないことで孤独を感じるなど、身体的にも精神的にも大きな負担を抱えることとなり、市民意向調査等によると、産後うつなどがあった母親が約5割となっています。そのため妊娠初期に面談を行い出産までの見通しを一緒に考えていくことが重要となります。
しかし、約30分間の面談のうち、半分の15分程度が母子健康手帳の使い方や府中市の母子保健サービスのご説明となっています。年間だと、15分×1,500人=22,500分、つまり約375時間以上もの時間、同じ内容の説明をしています。この時間をもっと妊婦さんに寄り添い、支援する時間に使えたら、府中市で子どもを生み育てるということに対して、もっと安心感を抱いていただけるのではないかと考えています。
また、妊娠の届出を行う時期は、ちょうどつわりが生じる時期とも重なることが多く、届出のために来所することが負担となっている方もいることや、妊婦さんが外国人の場合、きちんと伝わらないことがあるなどの課題もあります。
母子健康手帳の交付の様子
動画化が解決のカギ?
そこで、年間1,500回以上行っている同じ説明について動画化することができれば、看護職の業務時間をもっと妊婦さんに寄り添った相談・支援の時間に充てられますし、来所が難しい方については自宅からでも来所した時と全く同じ内容を知る機会を得られるのではないかと考えました。また、動画であれば、字幕を付けることで外国人に対しても漏れなく内容を伝えることができます。
妊婦さんにとっては、動画を何度も繰り返し見ることができれば、面談の後でも改めて確認することもできるようになります。
このように、繰り返しの説明を動画化すれば色々な課題が同時に解決できるのではと仮説を立ててはいるのですが、職員には動画を制作するスキルがなく、また伝わりやすい内容とするためにはどのような工夫をすれば良いのかも分かりません。
民間の力を活用すれば、もしかしたら妊婦さんにとって分かりやすく、府中で子どもを生み育てることに安心感を抱けるような動画を制作することができるかもしれないと考え、募集することにしました!
また、現状では面談の時間が限られるため伝えられることにも限界がありますが、動画であれば時間の制約はなくなります。妊婦さんに伝えるべきことは何なのかというところから、民間のアイデアを反映しより良い動画を制作したいと考えています。
母子健康手帳やマタニティーサポートBOOKをお渡ししています。
地域の宝である子どもを育む妊婦さんに寄り添いたい
子どもは、親御さんにとっての宝であり、地域・社会にとっての宝でもあります。府中市としても、「子ども・子育て支援計画」を策定して、心豊かな子どもがいきいきと育つまちとなるよう、一人ひとりの子どもを生まれる前から大切にし、子どもが健やかに成長できる環境づくりに努めています。
市としては、少しでも相談しやすい環境を整えるため、令和4年度から株式会社Kids Publicと協働して「産婦人科オンライン」「小児科オンライン」というサービスを活用し、オンライン上で医師や助産師と相談できるサービスを提供しています。また、市の公式LINEを活用し、妊娠の届け出やそのほかの子育て関連教室の予約を24時間いつでもとれるように工夫しています。
面談時の説明を動画化することで看護職の寄り添い支援を強化し、産後うつなどで苦しむ女性を減らし、子どもがより一層健やかに育つ環境をつくりたい。
子どもの未来のために、説明の動画化に協力してくれる共創事業者を募集します!
子ども家庭支援課の職員。母子の心身の健康をサポートしたい!
全国の妊娠の届出件数は90万件以上。動画の力で看護師・保健師業務を効率化し、伝わりやすい説明と、妊婦さんの寄り添い支援に繋げ、子どもを健やかに育むチャレンジをしてみませんか?
解決したい課題の概要 | 妊娠届の受付時に30分程度面談をしている。うち15分程度は全員共通の説明で、母子健康手帳の使い方、妊婦健康診査受診票の使い方、府中市の子育てに関するサービス案内などを行っている。年間1,500人以上に面談を行っている。共通の説明を動画化できれば、妊娠初期の大変な時期の負担を減らすことができて楽になるのではないか。同時に職員が説明する負担も減り、より重要な相談支援に時間を充てられる。また、動画があることで、特に外国人への説明を英語字幕にすることができ、内容をきちんと伝えることが可能となる。 |
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府中市のこれまでの取組 | ・LINE活用 ・マタニティサポートBOOKの作成 ・産婦人科オンライン、小児科オンライン |
解決策イメージ | ・母子健康手帳の使い方、妊婦健康診査受診票の使い方などの説明の動画化 |
府中市が提供できるリソース | 妊婦への情報提供、PR協力 |
予算措置の可能性 | なし |
募集期間 | 現在募集はしていません。 |
募集対象 | ☑ 「共創事業者」の募集 ⇒テーマに関するアイデアをお持ちの共創事業者を募集するものです。 □ 「アイデア」のみの募集 ⇒府中市が今後の事業の方針や仕様を定めるために、テーマに関するアイデアのみを募集するものであり、共創事業者を募集するものではありません。 |
提案の選定方法 | ☑特に選定をしません(提案内容が妥当であれば採用数を絞り込まない) □審査等による選定等を実施 □提案を参考に、別途、実施事業者の公募等を実施 □その他( ) |
その他の留意点 | 提案内容によっては、採用できない場合がありますのでご了承ください。 |
お問合せ
このページは市民協働推進部 協働共創推進課が担当しています。