更新日:2022年10月4日
本来食べることができたはずなのに、捨てられてしまった食品のことを「食品ロス」といいます。
日本では、まだ食べられる食品が捨てられる「食品ロス」が年間約522万トン発生しています。これは、国民1人1日当たりに換算すると、毎日茶碗一杯分(約113g)のご飯を捨てていることになります。
なお、食品ロスの内訳は、事業所から発生したものが約275万トン、家庭から発生したものが約247万トンとなっています。
食料の大半を海外からの輸入に頼る一方で、食べられるものを捨てている現状があります。持続可能な社会の実現のために、食品ロスを削減する必要があります。
注記:食品ロスの数値は令和2年度の推計量です。農林水産省作成資料より引用しています。
廃棄される主な理由は、「食べ残し」「過剰除去」「直接廃棄」です。
【食べ残し】 食事として使用・提供されていたものを捨てること
【過剰除去】 食べられる部分まで過剰に除去して捨てること
【直接廃棄】 賞味期限切れや消費期限切れなどにより、食事として使用せずにそのまま捨てること
野菜や果物の皮を厚くむいてしまうことや、安売りでついつい買いすぎてしまって食べきれない、冷蔵庫を確認しないでうっかり同じものを買ってしまう、といったことが食品ロスを増加させる要因になります。
【消費期限】
決められた方法で保存した場合において、食べても安全な期限のこと。過ぎたら食べないようにしましょう。
【賞味期限】
決められた方法で保存した場合において、おいしく食べられる期限のこと。過ぎてもすぐに食べられなくなるわけではないので、見た目やにおいなどをチェックして食べられるか判断しましょう。
【他にもこんな点に気を付けて】
買ってすぐに使い切ってしまうのに、ついつい奥から期限の長い商品を取っていませんか?すぐに使い切るのであれば、期限の近いものを買うことで、お店から出る製品廃棄が減ることにつながります。これも立派な食品ロス削減への取り組みです!
食べられるものが捨てられてしまう食品ロス。
工夫次第で、食材を余すところなく食べきることができます。
そこで、親子3R教室で実際に調理した、捨ててしがいがちな部位も美味しく食べきることができる料理レシピを紹介します!
楽しく調理しながら、食材を無駄にせず使いきること、作った料理は食べきることなど、食品ロス削減の大切さを学んでいきましょう。
食品ロスを減らすための取組みとして、普段なら捨ててしまいがちな食材を活用したレシピなどを紹介する「エコレシピのすゝめ(すすめ)」を発行しました。
また、食品ロスについての知識や、食品ロスを減らすためにできることも掲載しています。食材を使いきることも立派なごみ減量の取組みですので、皆さまのご家庭でぜひお試しください。
萬蔵庵のかき揚げバーガー
府中市食べきり協力店制度に登録しており、環境まつり2019に出店をしている萬蔵庵の紹介
ブロッコリーの芯のパウンドケーキ
「3分の1ルール」の改善
賞味期限を年月表示に
賞味期限を延長
しいたけの軸のフライ
知っていますか?30・10運動
じゃがいもの皮(かわ)でピザ風おやつ
大根の皮(かわ)のきんぴら
冷蔵庫の各部屋(かくへや)の温度と役割
ブロッコリーの芯のベーコン巻
セロリと鶏肉のハニーマスタードサラダ
買い物の時
料理を作る時
お茶のでがらしふりかけ
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一般家庭における食品ロスとなる理由