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コレクション展

画像 常設展示室

府中市美術館のコレクション展

 府中市美術館は2000年10月、「生活と美術=美と結びついた暮らしを見直す美術館」をテーマに開館し、江戸時代から現代までの美術作品の収集や展示を行ってきました。「府中市及び多摩地域にゆかりのある優れた作家の作品」、「国内外の主に近代以降の優れた美術作品」、「将来性ある若手作家の作品」等の収集方針に沿って集められた作品は、これまでに2700点を超えています。近代洋画を主軸として、版画や写真、立体作品や映像といった幅広い造形表現へと広がるコレクションです。
 当館ではこれまで「常設展」としてこれらのコレクションのご紹介を行ってきましたが、2024年3月より「コレクション展」として、ますますの充実を図っています。時代や地域の異なる作品をゆるやかに結びつけたり、そのときどきの企画展と関連する小特集を行ったりと、会期ごとに様々な趣向を凝らしていきます。また、開館前にご遺族から寄贈を頂いた、牛島憲之作品も紹介します。いろいろな切り口から、多彩な魅力に満ちた府中市美術館コレクションをお楽しみください。

令和8年度第1期 2026年5月23日から7月12日

東京を描く

 今から遡ること 400 年以上前に、幕府が置かれ政治の中心となっ た江戸。そして、続く明治時代、この地は「東京」と改められました。東京は、時代の変遷に伴って大きく変わり続け、その姿は画家たちによって描きとめられてきました。江戸時代の名残りの残る明治初期の風景、開化の新名所、モダンな都市の装い、そして大きく姿を変えた戦後の東京。府中市美術館の位置する多摩地域も、画家たちが暮らし、画題とした場所でもありました。
 画家たちの描く東京の姿には、馴染みのある表情を見せる風景もあれば、失われてしまった景色もあり、また新しい発見もあります。画面を通して、ひとときの東京散歩お楽しみください。

牛島憲之の風景

 洋画家・牛島憲之は、生涯を通じて身近な日常の風景を描き続けた画家でした。彼の画業は、日本の風景そのものが大きく姿を変えていった時代と重なります。その中で画家の目は、変わらぬ景色、心惹かれる形へと注がれています。
 牛島の描く風景には水辺の景色がよく登場します。大きな変化の時代にあって、変わらずそこにあるものを水辺に見出したのだといえます。橋や水門は、繰り返し描かれるモティーフです。
 画家自身の心をとらえた形によっても、風景が切り取られています。登窯、家並み、そしてタンクと煙突による構成など、モティーフの形への関心から画面が組み立てられています。

描かれた光

 真っ暗な世界、光のない空間では、何も見ることができません。光が当たることで、物を見ることができます。これは物が光を反射するためです。このとき物は、特定の光を吸収し、残った光だけを反射します。この反射光を、私たちの目は様々な色として見ているのです。では反対に、色を使って光を描くにはどうすればよいのでしょうか。
 紙に油絵具で描かれた金田実生(かねだ みお)の作品は、じんわりと滲んだ色彩で、柔らかくあたたかな光を感じさせます。鈴木省三(すずき しょうぞう)の絵画は、青や黒といった強い色の下から白いキャンバス地が覗いて、明るい空間が広がるようです。
 画家たちがそれぞれの方法で作品に表した「光」を、ぜひお楽しみください。

山田正亮の絵画

 山田正亮(やまだ まさあき)のストライプの絵は、戦後日本の絵画史において重要な位置を占めています。国立市など東京西部にアトリエを構えた山田は、当館にとって地域ゆかりの画家でもあります。2005 年には個展「山田正亮の絵画 <静物>から<Work>...そして<Color>へ」を開催しました。
 ここでは、ストライプの絵の誕生までの道のりと、その後の展開をご紹介します。終戦後に風景や静物を描き始め、色と線だけからなる抽象画に到達、微細な色の表出や画面構造の探求を続けました。山田が描いた作品の数は、5000 点におよびます。絵画に生涯を捧げたひとりの画家の軌跡をたどります。

【関連イベント】
コレクション展ギャラリートーク「山田正亮のストライプの絵が生まれるまで」 6/21【申込不要】

開催概要

会期

2026年5月23日(土曜日)から2026年7月12日(日曜日)まで

休館日

月曜日

開館時間

午前10時から午後5時(入場は午後4時30分まで)

コレクション展(常設展)観覧料

一般200円(150円)、高校・大学生100円(80円)、小・中学生50円(30円)
注記:コレクション展のみ観覧の場合の料金です。企画展の観覧券をお持ちの方はコレクション展もご覧いただけます。
注記:( )内は20名以上の団体料金。
注記:未就学児は無料。
注記:障害者手帳(ミライロID可)等をお持ちの方と付き添いの方1名は無料。
注記:府中市内の小中学生は「府中っ子学びのパスポート」で無料。
注記:府中市在住の70歳以上の方は無料。
注記:その他各種割引・優待については こちらをご覧ください。

展示中の作品の一覧は、外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。コレクションデータベース(外部サイト)でもご覧いただけます。

令和8年度の予定

2026年5月23日(日曜日)から7月12日(日曜日)まで

「東京を描く」ほか

2026年7月25日(土曜日)から9月6日(日曜日)まで

「水彩の魅力」ほか

2025年9月19日(土曜日)から11月29日(日曜日)まで

「しぜんのかたち」

2025年12月12日(土曜日)から2026年2月21日(日曜日)まで

「戦後の表現」ほか

2026年3月13日(土曜日)から2026年5月9日(日曜日)まで

「コレクション選」ほか

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