年間スケジュール
橋口五葉のデザイン世界
夏目漱石が初めて著した小説『吾輩ハ猫デアル』。その装幀を手がけたのが橋口五葉(1881~1921)です。これに続き、五葉は日本近代文学を代表する漱石や泉鏡花の著作を美しく彩っていきました。こうした装幀の数々と、ポスターや絵画、《髪梳ける女》をはじめとする新板画などの代表作とを併せて、多彩な五葉のデザイン世界の全貌をご紹介します。
[右] 橋口五葉装幀『吾輩ハ猫デアル』(夏目漱石著)1905-07年 個人蔵 撮影:上野則宏
2025年5月25日(日曜日) から7月13日(日曜日) まで
同時開催
ぱれたん旅行社 ゆめの旅
ぱれたん(右)とむら田(左)
絵の国の妖精「ぱれたんとむら田」の案内で、作品を鑑賞したり、簡単な作品制作をお楽しみいただく展覧会です。シリーズ12回目となる今回のテーマは「旅」。ぱれたんとむら田と一緒に、絵の国ツアーに出かけましょう。
2025年7月26日(土曜日) から9月7日(日曜日) まで
同時開催
コレクション展 「府中・多摩の美術」ほか
公開制作92 栗原一成
フジタからはじまる猫の絵画史 藤田嗣治と洋画家たちの猫
藤田嗣治《猫》個人蔵
熊谷守一が朴訥と描いた猫の絵、猪熊弦一郎のモダンな猫の絵。日本の洋画家たちは個性的な猫の絵を数多く生み出しました。ところが、洋画の本場ヨーロッパには、猫の絵は多くありません。実はそれは、パリで活躍した藤田嗣治(1886~1968)が、西洋の伝統では脇役だった猫を、あえて主役に据えた絵を生み出したことから始まったものでした。日本洋画の独自の主題といえる猫の絵を紹介します。
2025年9月20日(土曜日) から12月7日(日曜日) まで
同時開催
コレクション展 「25年目の名品選」ほか
公開制作93 笹岡啓子
小出楢重 新しき油絵
大阪生まれの洋画家、小出楢重(1887~1931)の回顧展です。大正から昭和初期にかけて「日本人としての新しき油絵」を追究し、軽妙なデフォルメと艶やかな色彩で、静物画や裸婦像に数々の傑作を残しました。日本画・ガラス絵・装幀・随筆といった多方面にわたる仕事や、設立に参加した信濃橋洋画研究所の活動とあわせて、モダンな時代を彩った楢重の全貌をご紹介します。
[右] 小出楢重《帽子をかぶった自画像》1924年 石橋財団アーティゾン美術館蔵
2025年12月20日(土曜日) から2026年3月1日(日曜日) まで
同時開催
長沢蘆雪《虎図襖》江戸時代中期(18世紀) 無量寺・串本応挙芦雪館(重要文化財)
18世紀後半の京都の画家、長沢蘆雪。当館ではこれまで様々な作品を紹介してきました。ファンタスティックで不思議な風景、かわいい動物や子供。師の円山応挙に迫る凄腕の絵もあれば、その正反対のへそまがりで愉快な絵もあります。また、禅の世界や仏の教えのもとに生きた画家でもありました。この東京初となる蘆雪展では、色々な角度から魅力に迫ります。
2026年3月14日(土曜日) から5月10日(日曜日) まで
同時開催
2025年度 年間スケジュール
2025年度 府中市美術館年間スケジュール
(PDF:5,080KB)
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