ハクビシン・アライグマについて
最終更新日:2024年12月25日
様々な外来生物が国外などから持ち込まれ、在来の生き物に大きな影響を与えています。特に近年、ハクビシン・アライグマについての相談が増えており、有害鳥獣として捕獲される数も増加しています。このハクビシン・アライグマが引き起こす問題は、農作物への被害だけでなく、生活環境や生態系にも及びます。
どのような生き物か
外見
ハクビシンの特徴(出典、東京都環境局)
アライグマの特徴(出典、東京都環境局)
外国から来た生き物(外来生物)
ハクビシンは中国南部・東南アジア、アライグマは北アメリカ大陸などから持ち込まれた外来生物です。近年、東京都では23区でも多摩地区でも目撃数が増加しており、市内でも多くの被害が確認されている状況です。
食べ物
ハクビシン・アライグマともに雑食性で、庭で栽培している野菜(トウモロコシなど)や果物(柿、スイカ、ブドウなど)、外の水槽などで飼育している魚を食べたり、生ごみをあさることもあります。
生活
ハクビシン・アライグマともに主に夜間活動をします。(昼間も活動します。)複数のねぐらを持ち、移動については、河川敷などの水際を好みますが、ハクビシンは市街地では電線も渡ります。
アライグマ・ハクビシン市内生息数被害件数急増中
(PDF:157KB)
ハクビシン・アライグマが引き起こす問題
生物多様性への影響
様々な動物を
人の生命や健康の被害
複数の人獣共通感染症(動物から人に感染する病気)を媒介することが知られています。人が住んでいる家屋にも侵入するため、感染症伝染の恐れがあります。
暮らしの被害と対処方法
- 家屋や集合住宅に侵入して建物を破損する、ペットを襲う、飼っている魚などを食べるという被害が報告されています。
- 暮らしの被害対策として、「餌となるものを与えない」「住みかを与えない」ことが重要です。
【餌となるものを与えない】
● 敷地内の果実は早めに収穫するか網など掛けましょう。また、落下した果実はすぐ処理しましょう。
● ごみは荒らされないよう、できるだけ容器・ネットなどに入れて出しましょう。
● ペットのえさを放置したままにするのはやめましょう。
● 庭に金魚などを飼っている場合、重い蓋をしておきましょう。
● 餌付けはしないでください。
【住みかを与えない】
● 家屋に侵入されないよう、侵入口になるような隙間(壁、床下、軒下などの穴)は塞ぎましょう。
● 屋根に上れるような庭木はこまめにせん定しましょう。
農作物の被害
果樹や野菜、いも類、マメ類を中心に様々な農作物で被害が報告されています。
ハクビシン・アライグマによる被害等の相談について
住環境の被害について
市ではハクビシン・アライグマによる被害対策のため、捕獲器(箱わな)の貸し出し及び炭酸ガスによる追い出し作業を行っております。貸し出し及び追い出しを希望される方は、下記連絡先までご相談ください。
生活環境部環境政策課自然保護係 電話:042-335-4315
注記:捕獲器の貸し出しには、ご自宅が持ち家であり、そこに居住していること。見回りを毎日していただくこと、エサの設置をしていただく等、貸し出しに際する条件がいくつかございます。
農業被害について
生活環境部産業振興課農政係 電話:042-335-4143
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お問合せ
このページは生活環境部環境政策課が担当しています。
