ツバメの集団ねぐら市民観察会
最終更新日:2014年8月1日
ツバメが集団ねぐらに入る最盛期を迎える季節となり、7月25日(金曜日)に、府中野鳥クラブ主催による市民観察会が行われました。周囲が薄暗くなるにつれて、上流からツバメの群れが飛んできたのを皮切りに、次々と河川敷ヨシ原上空に集まってきました。ヨシ原の上を走るように飛んだり、上空高く舞うように飛んだりしながら、20,000 羽の大集団となったツバメは次第にヨシに止まり始めました。
このようにツバメが集団でねぐら入りする様子を四谷小学校の子ども達や地域住民の皆さんが観察しました。この時期に大規模なツバメの集団ねぐらを観察できるのは貴重な機会でした。
例年、8月中旬には、ツバメの越冬地である東南アジアへ移動していくことから、ねぐら入りするツバメの総数は次第に減少していきますが、ねぐら入りするツバメの数がどのように変化していくか、府中野鳥クラブの皆さんは今後も定期観察を続けていきます。
府中野鳥クラブ 堅山会長から挨拶
河原でツバメが来るのを待つ参加者
ツバメの集団ねぐらをスコープで観察
ツバメがヨシに止まりねぐら入り
ツバメの集団ねぐら市民観察会
日時:7月25日(金曜日)午後6時から7時30分
場所:多摩川河川敷(四谷小南側)
参加者:169人
内容:集団でねぐら入りするツバメの観察(ツバメのねぐら入り20,000羽)
主催:府中野鳥クラブ
ツバメの集団ねぐら
生まれたばかりのツバメは巣立ちの後、しばらくは巣の近くで過ごしますが、その後は巣に戻らず、他の仲間と一緒に水辺のヨシ原などで眠ります。あとから繁殖を終えたツバメも加わり、大規模なねぐらをつくります。
多摩川四谷橋下流左岸の府中市立四谷小学校前の河川敷ヨシ原には例年6月から集団ねぐらが見られるようになり、8月上旬には3万羽にもなります。多摩川で一番大きなツバメの集団ねぐらを観察できる場所となっています。
活動記録
アレチウリ駆除前に打合せ
カナムグラやオオブタクサなどを撤去
繁殖力が非常に強いアレチウリを根絶するためには、アレチウリが小さい種が落ちる前や大きく成長する前に駆除する必要があります。今シーズンはアレチウリが少なく、カナムグラ、ノイバラ、オオブタクサなどを除去しました。
アレチウリが少なかったのは長年にわたって実施してきたヨシ原の保全活動が功を奏していることと思われます。ヨシ原の中は蒸し風呂のように暑く、長時間の作業は健康面で危険であるので、こまめに水分補給をしながら作業を行いました。
府中野鳥クラブではツバメの集団ねぐらが観察できる貴重なヨシ原を保全するため、特定外来生物であるアレチウリの駆除を年2回行っています。今後も9月9日(火曜日)にアレチウリ駆除作業を予定しています。貴重なヨシ原の保全活動にたくさんの協力が必要となっていますので是非ご参加ください。
第一次アレチウリ除去作業
日時:平成26年7月14日(月曜日)午前9時から11時30分
場所:多摩川河川敷(四谷小南側)
参加者:府中野鳥クラブ14人、府中市環境政策課3人、シルバー人材センター6人 計23人
次回予定
第二次アレチウリ除去作業
日時:平成26年9月9日(火曜日)午前9時から11時30分
場所:多摩川河川敷(四谷小南側)
申込み:当日直接集合場所へ
お問合せ
このページは生活環境部 環境政策課が担当しています。
