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生物多様性パネル展~アライグマ・ハクビシン~を実施しました

最終更新日:2023年10月31日


令和5年7月4日から6日にかけて、市役所市民談話室にて生物多様性パネル展を実施しました。
昨年度に引き続き、市内で様々な被害が報告されている「アライグマ」や「ハクビシン」を主なテーマとした展示会を実施いたしました。本ページでは展示内容をまとめさせていただいております。会場にお越しいただけなかった皆様もぜひご覧いただき、アライグマやハクビシンといった動物や本市の防除の取り組みについて、知っていただければ幸いです。

生物多様性とは?

この世界には様々な生き物が存在し、全ての生き物は、食物連鎖などを通して複雑につながりあっています。
長い年月をかけ、地域ごとの様々な条件により形づくられたこの多様で複雑なつながりが、人間を含む全ての生き物が生き永らえていくために必要なもの(例えば水、大気や土など不可欠な資源)を生み出しています。
このような多様な生き物の存在とそのつながりを生物多様性といい、それが生み出す恵み無くしては、私達の生活が成り立たない、かけがえのないものなのです。

府中市に暮らす動物たち

皆さんが暮らしている府中市には様々な動物が暮らしていますが、その一例をご紹介します。
次の動物のうち、アライグマとハクビシンは外国から人に連れてこられた動物になります。

  • タヌキ(在来種)
  • アナグマ(在来種)
  • アライグマ(外来種)
  • ハクビシン(外来種)

アライグマやハクビシンが起こす問題

アライグマ・ハクビシン足跡
足あと(出典、東京都環境局)

アライグマやハクビシンは、外国から人に連れてこられました。いま、野生化したアライグマやハクビシンが増えて、様々な問題が起きはじめています。

1 農作物を食べられてしまった!
2 住居に入られ糞尿で建物が傷んだ!
3 庭で飼育している魚や亀が食べられた!

などなど、府中市でも様々な被害が報告されています。

生態系や生物多様性への影響

アライグマやハクビシンは雑食性で様々なものを食べます。そして、都会から自然豊かな場所まで様々な場所で暮らせることもわかってきています。このような特徴もあり、人の暮らしへの被害という身近な問題以外にも日本の生態系や生物多様性への影響という、大きな規模での被害が懸念されています。

1 もともといた動物と食べ物やすみかを奪い合う
2 希少な生きものを食べてしまう

といった影響が府中市でも懸念されます。

市のアライグマ・ハクビシン防除の取り組み

箱わな

市では被害を防ぐ取り組みとして次のことを行っています。

1 わなを設置しての捕獲
2 家屋からの追い出し
3 生息情報の収集
4 研究機関との情報共有

天井裏で何か生きものが歩くような音がする、庭やベランダにネコとは違うような糞をされてしまうなどの被害がありましたら、次の連絡先までご相談ください。

生活環境部環境政策課自然保護係 電話:042-335-4315

お問合せ

このページは生活環境部 環境政策課が担当しています。

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