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2022年11月11日 市長コラム117 「平和の象徴」

最終更新日:2022年11月11日


 ウィーンの森にほど近い閑静な住宅街にある公園が「FUCHU PARK(府中公園)」と命名されました。そして、恥ずかしながら私の筆文字で「平和」と刻んだ石碑を置くことができました。これは、オーストリア共和国ウイーン市ヘルナルス区との交流を始めて30年を記念した事業であり、府中市議会や府中国際友好交流会の皆様と訪問団を結成し、10月初旬、公式訪問中に式典を行ったのです。

 このセレモニーには、ヘルナルス区の行政及び本市との交流を続ける友好協会の関係者のみならず、在オーストリア日本人の方々、そして、本宿小学校と交流を重ねるクンターブント小学校の児童約30人も参加してくれました。紅葉が始まった樹々が青空に映える最高の天気の下、どなたも笑顔、笑顔。特に、子どもたちの歌と踊り、本市訪問団が用意した縁日遊びに群がる様子に心が和みました。
  

 現地のメディアに取材を受けました。「なぜこの交流が長く続いているのか」と。私は即座に「お金や物ではない。人と人の心が通っているからだ」と返しました。また、「平和とはどういう意味か」という質問には「お互いに壁をつくらずつながることだ」と話しました。大きくうなずく相手とも笑顔で握手を交わすことができたのです。ウィーンからそう遠くない東方では今もなお戦争が続いています。だからこそ、平和を象徴する公園ができたことを誇らしいとヘルナルス区長が語ってくれたのです。

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