このページの先頭です


ページ番号:781586398

2022年12月11日 市長コラム118 「次は322年後」

最終更新日:2022年12月11日

 11月8日夜、世紀の天体ショーが見られました。皆既月食(かいきげっしょく)と天王星食の共演です。442年ぶりの出来事だったため注目度も高く、翌日の新聞各紙に月の裏側に隠れようとする天王星の写真が掲載されていました。私も月の様子は肉眼で確認しましたが、共演については天体望遠鏡なしでは見えなかったので、紙面やインターネットの画像で宇宙と生命の神秘に思いを()せました。


 前回の皆既月食との共演は西暦1580年7月の土星食だったそうです。この年に日本で何が起きていたか調べたところ、織田信長が羽柴秀吉を指揮官に播磨三木城に兵糧(ひょうろう)攻めを行い別所氏に勝利したとありました。ガリレオが地動説の正しさを証明したのが1600年頃ですから、当時の人々には全く理解できないショーが夜空で行われていたことになります。知るほどに不思議さが増してきます。


 次に東京で見られるのは322年後、2344年7月の土星食とのこと。もちろん今を生きる私たちは見られません。孫の孫の孫の孫の孫が大人になった頃でしょうか。どんな世界になっているか想像は難しいです。でも、時は刻まれその日は必ずやってきます。地球上の全ての生き物が争うことなく気候変動も克服していると良いのですが、そうでないことを考えると怖くなります。
新しい年はもうすぐ。戦争や環境破壊のない年になるように願うばかりです。良いお年をお迎えください。

お問合せ

このページは政策経営部 秘書広報課が担当しています。

本文ここまで