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2023年3月11日 市長コラム121 「必ず来る」

最終更新日:2023年3月11日

必ず来る

 東日本大震災から干支一回りを迎えた2023年。災いのない、平穏な世界であることを強く望んでいますが、先月6日、トルコとシリアの国境地域で非常に大きな地震が発生しました。発生1週間後には死者が3万人を超えたと報道され、被害は類を見ないほど甚大です。人々の住む大きな建物が一瞬にして崩壊する映像に衝撃を受けたとともに、他人事とは思えない状況に心が痛みました。


 この地域はいくつかの地殻プレートが重なる場所。アラビアプレートが南から北方向に、西側のアナトリアプレートをこすりながら動いたのが原因だと聞いたのでさっそく地図を見ると、トルコの北に黒海、その直線上にはウクライナのマリウポリがあるではありませんか。東京から札幌程度の距離か。戦争に地震。周辺国の助け合いも難しい状況と想像します。全世界の支援が必要だと思います。


 今年は大正12年(1923年)の関東大震災から100年です。この地震を経験した祖母から聞いた話があります。「家の横に大きな竹やぶがあって、近所の人がみんなここに避難してきた。竹の根が張り地割れしないと思って。余震が続き何日も家に帰らない人がいた」と。兆候がないと人は皆「大丈夫」だと思ってしまいます。でもそれは違います。必ず地震は来ます。各地の復興を支援し、自らの備えを怠らないようにしましょう。

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