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三沢厚彦公開制作プロセス

最終更新日:2021年4月29日

三沢厚彦さんの公開制作のようすをご紹介します。

10月4日日曜日

今日は、ゲストを迎えての公開制作です。三沢厚彦さんと衣川明子さんとは、彫刻家と画家、年齢も離れていますし、実は最近になって知り合った間柄のようです。
三沢さんは今日も、画材と制作スペースを用意しただけで、あとはご自由にといった風で、この日の朝に持ち込んだ猫のしっぽを彫り始めます。衣川さんは、しばらくスケッチブックに淡い青の絵を描いたあと、キャンバスにむかって太い筆をすべらせました。
途中で、三沢さんはクマの彫刻にとりかかります。爪を取り付けた後、絵具を顔から全面に塗ります。色を塗ることで、形がはっきりと見えてきて、作業がしやすくなるのだそうです。
衣川さんは、もう1枚のキャンバスにも描き始め、2枚交互に筆を入れていきます。
4時過ぎ、三沢さんは粘土を取り出し、衣川さんの頭像を作りました。どうやら、ゲストの頭像づくりは毎回やるようです。その間、コロナ禍のステイ・ホーム期間中の制作や思いなど、会話がはずみました。

9月27日日曜日

今日は三沢厚彦さんおひとりの制作日です。
昨日とは異なる、少しゆったりした雰囲気の中で、クマの彫刻を彫り進めていきました。

公開制作中の三沢厚彦さん
首から肩の部分を彫り進めます。

公開制作室の様子
部屋はだいぶにぎやかになってきました。シロクマは後ろを向いたままです。

9月26日土曜日

2日目。ゲストを迎えての公開制作初日です。このプログラムで作家どうしが共同制作を行うのは初めてです。
三沢厚彦さんは、画家のO JUNさんに、絵具や筆、スケッチブック、キャンバスなどを渡します。さらに奥からベニヤ板を2枚出してきて、パネルを手作りします。
作業を進める三沢さんを脇に、O JUNさんは室内を見回し、三沢さんを見つめ、スケッチブックに何やら描きます。何度も部屋を行き来し、携帯電話で写真撮影したり、三沢さんの作品をじっとのぞき込んだり。やがて筆に絵具を含ませ、えいやっとばかりに描き始めました。
組み上げた大きなパネルには、三沢さんがアクリル絵具で森の風景を描きます。休憩を挟んで、O JUNさんがその上に流麗な線で木々やアンテナを描き加え、瞬く間に作品が出来上がりました。
最後の1時間、三沢さんがO JUNさんをモデルに、粘土の頭像を作りました。
緊迫した空気のなか、次に何が起こるか、目の離せない公開制作となりました。

9月19日(土曜日)

三沢厚彦さんの公開制作「府中の森のアニマルルーム」が始まりました。三沢さんは作品と材料等の搬入で朝から美術館入りしました。
木彫のキリン像1体とセラミック(陶製)のクマの像が2体、そして彫りかけの木のクマが1体運びこまれました。真っ白なキャンバスや木材や画材入りの袋もあります。

今日はお一人での制作です。クマの像に墨汁でしるしをつけ、彫刻刀で削っていきます。心地よい木槌の音と、クスノキ(木の種類)のスパイシーでさわやかな香りがあたりにただよいます。

公開制作中の三沢さん
子どもたちの質問に答えます

首から肩にかけて、かたちがしぼられていきました。
顔の部分は、手で彫刻刀を押して、削っていきます。

最後に作品を整列させて、終了です。

公開制作室の様子
作品が整列しました。

部屋の様子は三沢さんが来館するたびに変わっていく予定です。後ろ向きのクマの顔が振り返るのはいつでしょうか。
次回は9月26日(土曜日)。画家のO JUNさんがゲストです。「二十年の節目、いざ ともにつくろう」

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